【3段式かんすい升】完成しました。
6月に入り、日差しがきつくなってきました。
モニタリング装置がなかなか思うようにできない中、かんすい升本体を拡張しました。
とは言っても、1段増やして、足場をしっかりさせ、排水ホースをストレス掛けずに横たわらせたぐらいです。
テストしたところ、従来の10分間の水やりでは、3段目の排水ホースをサイフォン状態にすることができなかったため、15分に延長しています。
グラフにするとこんな感じです。
動作の流れ:
1.1段目のかんすい升に自動水やり装置から水が注がれます。
2.排水用の小さな穴から漏れた水は2段目に落ちていきます。
3.約8分で満水になり、サイフォン状態になります。
4.勢いよく2段目へ水が流れますが、自動水やり装置からの注水も続いているため、1段目の水位は満水のままです。
5.2段目も満水になり、サイフォン状態になります。3段目へ勢いよく水が流れます。
6.3段目も満水になり、サイフォン状態になり、排水が始まります。
7.自動水やり装置が停止します。水位が下がり始めます。
8.1段目残り数センチのところで、空気が入りサイフォン状態が解消します。
9.2段目残り数センチのところで、空気が入りサイフォン状態が解消します。
10.3段目残り数センチのところで、空気が入りサイフォン状態が解消します。
以上です。
もともとは、黒松の盆栽素材をザル作りするための装置として考えていましたが、今のところは、自動ドブ漬け潅水装置として機能しています。私の棚場でも、夕方になると、カラカラに乾いている鉢があります。
今だと、レンギョウ、長寿梅、姫桑の水吸いが旺盛です。これらの鉢をなんとかしたいと思い、かんすい升を拡張しました。
17時に15分間給水します。
今あれこれ悩んでいるモニタリング装置の結果によると、通常の水やりと比べ鉢が乾きません。
水やりとしては十分すぎるほどの性能です。
今年、コストコのトレイから鉢上げした苗の中には、生育不良のものがいくつか見受けられます。
多肥多水は向かなかったかもしれません。乾かし気味に養生させることにいたします。
モニタリング装置については、まだまだ様子を見る必要がありそうですが、かんすい升については、ひとまず完成といたします。
梅雨が明けた後、日差しがきつくなる前に装置ができ、安心しています。