【SALZ製作】排水口編
SALZではゆわゆる「どぶ漬け」という方法で水やりします。給水ポンプで上部トレーに水を汲み上げる間、排水口を閉じておきます。上部トレーに置いた盆栽は鉢底から水に浸され、灌水されます。
この部分をどのようにして作るかをずっと悩んでいます。
まずは、試行錯誤の過程をお伝えします。
上部トレーに穴をあけ、排水弁をとり付ける。さて、どのようにすればよいものか。
まず最初に思い付いたのは、洒落た和風のレストランのお手洗いにある、手洗い鉢の排水口のようなものです。ネットをあさり、ホームセンターの水回りコーナーを探し、上部トレーにあまり張り出さず、まだ決まっていない排水弁をジョイントできるような部品を選定する必要があることがわかってきました。
ただ、どれもしっくり来るものではなく、悩んでおりましたが、ひょっとしたら、ペットボトルの口の部分ぐらいなら、工作ベタな私でもできるんじゃないかという気になってきました。ハサミで切れる辺りまで切り落とし、万力で固定して、クラフト用ノコギリで口をカット。仕上げにサンドペーパーを掛けました。
この部品は我ながら良くできたと思います。これでペットボトルの蓋をベースに工作すれば、上部トレーに固定できるし、可能性が広がりました。
次に、排水弁について説明します。
これは、今も迷走しています。稼働テストには、とりあえず動くものを取り付けました。
最初のイメージでは、電子制御で弁の開閉を行い、排水を調節できるようにしたかったのです。
ネットで、電磁弁 で検索すると、ソレノイバルブ
などたくさん見つかりました。アマゾンでこんなバルブを購入しました。
試しに電源をオンオフすると、ペチッ、ペチッと音がします。
これを排水口に取り付けるのが、また一苦労。口径が合いません。
数日悩んでいましたが、ネットでいいものを見つけました。ペットボトルをジョウロにするキャップです。
このシャワー部分を切り取り、電磁弁を取り付けました。水密性を確保するため、バスコークでシーリングしています。
ところが、これがうまく機能しないのです。
電源オンオフで、ペチッペチッと音はするのですが、排水されません。
原因がわかるまでこれまた、数日掛かりました。
電磁弁には、動作圧力とか差圧というものがあり、今回購入した電磁弁は、差圧が必要なものでした。つまり、水道のように常に圧力がかかっている状態が必要だったのです。
今回のような排水のためには、差圧ゼロの 電磁弁が必要でした。
ネットでは手頃な電磁弁が見つかりませんでした。次に目をつけたのは、ペットボトルに取り付けるキャップです。100均で見つけたキャップを、サーボモーターで開閉することを思い付きました。
こうなると、次は固定方法です。
工作下手の私はとりあえず思い付いた方法で実装してみます。
弁当箱のスチレンボードをベースに、必要な穴を開けたり、重ねたりして、キャップとサーボモーターの取り付け位置を固定、強度不足を感じて、結束バンドでさらに補強しました。
サーボホーンにはゴムを巻き付け、蓋の押さえ込みができるようにしています。
ところが、これもテストをすると、なかなかうまくいかない状態です。補強のための押さえやボルトを入れましたが、安定動作には至っていません。