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【かんすい升製作日誌】モニタリング4-ようやく観測体制が整いました。

【かんすい升製作日誌】モニタリング3では、GW終了時間切れで、途中経過までしかご報告できておりませんでした。

その後、再度一から点検しようと思いながら、盆栽の手入れや家庭菜園の始動などやることが多くなってきて、なかなかはかどりません。

現時点での課題は2点
   ・水分計の数値が正しくなさそう。
   ・温湿度計の数値の振れが大きい。
です。

水分計の数値が正しくなさそう。


について、水分計センサまわりの問題ではないかと疑っていました。

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センサー上部をテープで覆っているものの、巻き付けているだけなので、上からの水は入り放題です。

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確認のため、テープを剥いでみました。水滴がついており、基板が濡れていました。水分をふき取り、今度はきちんと防水対策をしながらテープを巻くことにしました。

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まず、ケーブルを折り返し、下へ伸ばします。それを押さえるよう上からビニールテープを巻きます。

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両端も同様に上からビニールテープを巻き、余った分を後ろへ折り返し、下へ向けたケーブルを再度折り返し、ビニールテープで固定します。

素人仕事ながら、きちんと仕上がったので、出来栄えは満足しています。
この状態で、半日ほど様子を見てみることにしました。

ところが、数値は変わりません。相変わらず、100あたりをフラフラしています。
どうもおかしいと思って、箱の中を見てみると。。。

M5ATOM Liteがブレッドボードから外れていました!

温湿度センサーはGloveコネクタで接続されているため、おおよそ正しい値を返して来ていました。
水分計はブレッドボード経由で接続されていたので、外れていると、そもそも機能していません。
でも、アナログ値を読むため、値が変動していた模様です。

現場でもよくやります。挿しているはずのコネクタが、外れていることが度々あります。大きく構えていましたが、肩透かしを食らってしまいました。

というわけで、一つ目の課題は、M5ATOM Liteをブレッドボードにしっかりと挿して様子を見ることになりました。
次なる課題は、

温湿度計の数値の振れが大きい。

についてです。
まあ、おおよその推測はできています。炎天下で直射日光に晒し続けています。昼間の気温が37°と高温になってしまうのは仕方がありません。ですが、昨年から装置作りを行う上で、どうしても克服したいことがありました。
ケーシングの問題です。

そもそも、屋外で使うものを扱ったことがなく、防水、防紫外線、防塵など、なんとなくイメージではわかっているつもりです。

かつて、庭で苔を衣装ケースに入れて育てていたとき、一年ほどでプラスチックが劣化しバリバリ割れて崩れました。また、昨年作っていたSALZのケースも引越で動かしたときに割れてしまいました。
室内用に作られたPP材の製品は屋外用では劣化してしまいます。
今使っている100均の密閉容器もいずれは朽ちてしまうでしょう。

しかし、園芸用のプラ鉢やプランターなどは、数年使っている感じでは、劣化していません。同じプラスチックでも違いがあるようで、調べた感じでは、PE材であれば劣化しにくいようでした。塩ビ管も劣化しにくいようで、なので、水道管として使用されていることもよくわかりました。世の中のものはよく考えられて作られていることを改めて知ることになりました。

しばらくは100均の密閉容器を使い続けようと思っていますが、遮光するために、例のエアコン工事用のテープを使ってラッピングすることにしました。

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これが思いのほか面白く仕上がったので、満足しています。
ついでに、このケースから針金を出すことも思いつきました。

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盆栽愛好者は、鉢の底をプラスチックの網で覆うため、針金を曲げて固定します。同様のことを、このケースに対して行えば、固定具として使えることを思いつきました。もう少しよい方法があるかもしれません。が、今はこの方法でやってみます。

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防水について、ずっと気になっていて、でもいい方法を思いつかず考えていました。まず、電源についてです。今の所は100V電源を引っ張ってきています。屋外でも使用できる太いケーブルなのですが、これをケースの中に引き込むまでが、どうもうまくいきません。

降雨や水やりでケース内部に水を入れたくないのですが、どうすればよいか本当にわかりませんでした。ネットで検索したり、ホームセンターで何か良いものはないか探したり、散歩をしながら街並みを見て、何かヒントになるものがないか見て回りました。プロの仕事を見ていると、電源の取り回しについて、だんだんとわかってきました。
ポイントは、

重力を味方につける。

とよいようです。
水の侵入を抑えるには、毛細管現象やサイフォン現象は別として、下から上へは水は上がってこないことを最大限に利用します。要は、配線を必ず下から行うようにすれば、よいということがようやくわかってきました。

となると、今度は、ケースの固定方法を悩み始めました。
本当は、SALZやかんすい升の側面に何らかの方法で吊り下げたいと思っていましたが、ケーブル類を下からつなぐようにすると、高さが問題となり、うまくできません。

名案が思い浮かばないまま、まずは塩ビ管工作を行うことにしました。

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パイプカッターを使うことで、切り屑を出さずにきれいにパイプをカットできます。塩ビ管と接続するエルボやT型コネクタはうっすらとテーパーが掛かっているようなのと、パイプカッターで塩ビ管を切るとエッジが少し膨らむので、何mm入るかは調整しながら工作します。今回は入る量を5mm見込んで切断しました。

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こうして、おおよその形を組んでみたところ、こちらも、想像以上に良い出来栄えだったので、とりあえずこちらの方法で進めてみることにしました。

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そして、下からの配線を行います。ケースに穴をあけ、ハサミを使って切り込みを入れます。

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こうして組み上がったケースを用いて、またしばらく観察を続けることにいたします。

2021-05-10 17_41_36-かんすい升のモニタリング -Ambient

上のグラフにて、青色の数値がガクンと落ちています。これで上手く行くとよいのですが。。。

#自動潅水装置 #かんすい升 #製作日誌

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