この記事も、いつものように国産化が成功した!という内容なのだが、詳しく見てみると、国産化が成功とは言い難い。今年の5月に水質検査を韓国水資源公社が行なって、8月初めにSKの工場テストをすると書いている。つまり、まだできていない。
日本からは1983年から51年間に渡って輸入している。それがここ数年で出来るものだろうか?試験環境で少数であれば可能かも知れない。問題なのは、量産化だ。工場で毎日大量に使う量の超純水を長期間に渡って、品質を維持できるか?なんでもそうだが、そのレベルにならないと製品としては認めてもらえない。
韓国の場合は、尿素でもそうだったが、問題になった時には国産化とか輸入多角化を叫ぶのだが、数年も経過すると忘れるのか?価格優先をするのか?すぐに中国からほとんどを輸入していた。
韓国では、工場建設でも水が問題になるように水資源が乏しい。普通に使う工場の水でも困るのに、超純水を大量に供給できるのか?疑問だ。
まあ、この手の報道は毎度毎度あるのだが、続報を聞いたことがない。まあ、試験環境では成功しましたというレベルだろう。