コラムが長いので、冒頭からしばらくは、現在の状況説明が書かれている。
長々と書いているのだが、最初に重要な数字が書いている。「貿易依存度約75%で世界2位の韓国はグローバル・サプライチェーン(供給網)の再編に伴うリスクで大きな損失を受けるという。韓国の貿易物流量の43%が台湾海峡を通過する。韓国は輸出入貨物の99%を船舶で輸送している」という部分だ。韓国は、貿易依存度が75%というのは、貿易なしでは何もできない国だ。資源もないし、国内需要もない証拠でもある。
次に、韓国が台湾、中国の平和仲介者になるという部分なのだが、中国に対しては、力による現状変更に反対するとして中国を牽制し、台湾に対しては独立を思いとどまるように言うと書かれている。だから、どうした。という内容だ。中国とは、首脳会談すらできていない状況だ。台湾に独立を思い留めると言っても、それは内政干渉だろう。韓国に何ができるのか?こんな記事、コラムが韓国には多い。次に、韓国が中国に全く相手にされていない記事をあげる。
APECで、米中、日中の首脳会談が開かれたが、韓国はできなかった。しかし、韓国メディアは、当日に日程が調整できる可能性があるとか、習近平主席は韓国と会いたがっていて、日程を調整しているという書き方だった。首脳会談が、そんな当日に決まるはずはないのは、素人でもわかるのだが。
常に日本より上で無いと気が済まない韓国は、日本より重要視されているとメディアでは言う。
中国が経済危機や西側諸国の圧迫で、韓国との関係回復が切実な問題としているのだが、中国からすれば全く関係がない。中国市場では、すでに韓国製品のシェアは落ち続けているし、レアアースや尿素など重要素材の多くが中国から輸出され高いシェアを持っている。中国が韓国に訪問して、お願いすることなんてない。経済的に厳しい状況の韓国は、中国に対して支援なんてできないし、できることは中国に韓国からの輸入を増やして欲しいとお願いすることだ。なぜ、いつも上から目線なんだろうな。
自国の状況を正しく理解して、それが可能なのか?現実的なのか?そういう目も、持ち合わせていないのだろう。