ツッコミどころのある記事なのだが、ザッカーバーグ氏は、なんで韓国を訪問したのだろう?調べてみると、日本には2月25日ごろから来日していて、個人的な旅行が目的らしい。26、27日には東京でメタの開発者と会う。そして、28日に韓国を訪れ、ソウル訪問後、3月1日から資産家の末息子の結婚前祝いに3日間参加するためにインドに行く。
韓国には、27日から29日の3日間という事なのだが、26日、27日には東京でメタの開発者と会うという予定なので、会議が終わってからの移動になる。27日の夜に韓国に入って、28日の午前中に尹大統領と会談。そして、29日にはインドに向けて出発している。ほとんど韓国には滞在していない。何しに行ったのだろうか?
この部分なのだが、サムスンのファウンドリー部門は、シェアが10%くらいしかない。2位なのだが、1位のTSMCに圧倒的に差をつけられての2位だ。TSMCだけに依存するのは危険というのだが、サムスンに設計図を渡す方が、もっと危険だ。更に、「という趣旨の話をしたという」と最後に書いているように、そう言ったわけではなく、「そんな感じの趣旨の話をしたかなー」程度だ。この記事は、怪しい。
何度も書いているが、サムスンはファウンドリーでは2位と言っても10%程度のシェアしかない。ファウンドリー一本でやっているTSMCとは全然違う。日本の熊本に第一工場も建設して、第二工場の建設まで決まった。増産体制は、バッチリだ。反対にサムスンは、工場建設もうまく行っていない。
日本やインドに3日間以上いるのに、韓国には移動日も含めて3日間しかいないことを考えても、話を聞いた程度ということだろう。
インテルがファウンドリー部門を強化するということで、アメリカ政府も支援金を出す。サムスンを抜いて、2位になることを目標にしているので、メタはTSMCの次はインテルと組むだろう。メタは、ご存知の通り、きな臭い噂がある会社だ。アメリカ企業を選ばず、韓国企業は選ばないだろう。
インドも、半導体製造を強化し、工場誘致を積極的に行うらしい。日本とインドで来た理由も、無関係ではないだろう。韓国の記事を読むと、まるでメタはサムスンと協力したがっているような内容だが、そんなことはないだろう。
ザッカーバーグ氏が本気なら、大統領に会った足で、サムスンの工場見学などを行うだろう。韓国政府が日本に来るならとゴリ押ししたのか?その辺は、わからないが、具体的な内容がない記事なので、全くビジネスには繋がらないだろう。