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韓国 雑談ねた 尹大統領「最後まで闘う」 戒厳正当化し辞任拒否 2024.12.12

 韓国の状況は、さらに複雑化していますね。こんな状態は、なかなか見れません。数十年に1度起きるかどうかのイベントが発生中ということですね。



マイクロンも米国からの補助金確定したが…サムスン・SKには便りなし

米国が自国半導体企業のマイクロンに対し、半導体法に基づいて約62億ドル(約9430億円)規模の補助金を支給することを確定した。ジョー・バイデン政府が来年1月の任期終了を控えて各企業と補助金交渉を次々と決着させる中で、メモリー半導体占有率3位のマイクロンが1、2位走者であるサムスン電子とSKハイニックスより先に補助金を確定させた。

11日、ブルームバーグ通信など外信によると、前日米商務省はマイクロン・テクノロジーに対して61億6500万ドルの補助金支給を最終確定した。同省は「企業の実態調査が完了した」とし「約2万件の雇用を創出して、現在2%未満の米国の先端メモリー製造占有率を2035年までに約10%に増やすために役立つだろう」と明らかにした。マイクロンは補助金を利用してニューヨークとアイダホ州に半導体工場を建設する計画だ。
 
これによってインテル(78億6600万ドル)や台湾TSMC(66億ドル)、グローバルファウンドリーズ(GlobalFoundries)(15億ドル)など主要半導体企業が補助金支給を確定させた。韓国企業の中では5日、SKC子会社の半導体ガラス基盤会社「アブソリックス(Absolics)」が7500万ドルの受領を確定したのがすべてだ。バイデン政府が補助金を支給することで予備取引覚書(PMT)を締結した約20社はほぼ年末までに資金の配分を受けるだろうと、ジーナ・レモンド商務長官は明らかにしていた。

しかし、サムスン電子とSKハイニックスへの補助金支給についてだけはまだ何も便りがない。サムスン電子は2021年米国テキサス州テイラー市に新規工場投資を決めて、その後米国政府から64億ドル補助金の支給を受けることにし、当初の計画(170億ドル)の倍以上となる400億ドル以上の投資を決めた。新規工場では最先端4ナノと2ナノ(1ナノ=10億分の1メートル)工程半導体を生産する計画だ。しかし最近収率(良品比率)や顧客受注などで困難に直面、工場稼働時点が今年末から2026年にずれ込んだ。これに先立ち、サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)会長はテイラー市プロジェクトに対して「状況の変化で少し難しくなった」と話した。

ここに最近の韓国政治状況まで重なり、為替レートなど突発変数が生じた。高為替レート状況が続けば、装備や設備搬入時のコスト負担が増大する場合がある。そのうえ米国事業のリスクを一部相殺できると期待を寄せていた半導体特別法議論まで弾劾政局でオールストップした状態だ。当初与党が発議した半導体特別法には研究開発(R&D)人材に対する週52時間規制例外の以外にも、補助金支給など直接的な財政支援の根拠も入る予定だった。

中国製品の影響で旧型メモリー半導体価格が下落して収益性に支障が予想される状況で、国内外の変数によりサムスン電子が終盤に米国投資において速度調節を悩んでいるのではないかという解釈もある。これについてサムスン電子側は「米国政府との補助金交渉は引き続き進行中」とし、詳しい言及はしていない。半導体業界関係者は「サムスンの立場ではさまざまな不確実性のために投資時点を悩んでいる可能性がある。ひとまず工場に装備が入らないことには雇用は創出されず、そのような投資が遅れていることから(米国のほうも)補助金を一挙両断には確定してくれないようだ」と話した。別の業界関係者は「PMTの締結順序に従って、補助金確定もまた順次行われていると承知している」とし「年末までには支給されるだろう」と話した。

https://japanese.joins.com/JArticle/327325

 なんというか・・・結局、他国からの補助金頼みの産業って、どうなんだろう?

 アメリカ企業のマイクロンが、アメリカ政府の補助金を受け取るのは当然の話だ。「メモリー半導体占有率3位のマイクロンが1、2位走者であるサムスン電子とSKハイニックスより先に補助金を確定させた」なんて書き方をしているのだが、完全にマイクロンをバカにした書き方だ。

 マイクロンは、2万件の雇用を創出して、工場も建設する。しかし、サムスン電子は、新規工場を建設中なのだが、サムスン電子のファンドリー部門の受注が増えていなくて、韓国の工場でも建築が中断している状況なので、アメリカの工場は、どうなるか?わからない。

 補助金は、まずは工場などが出来てから、審査をして補助金が出る。まずは、やることやってからだろう。


[速報]韓国・曺国元法相の懲役2年確定 最高裁

【ソウル聯合ニュース】韓国大法院(最高裁)は12日、娘と息子の不正入学に絡む業務妨害や職権乱用罪などに問われた元法務部長官で国会議員の曺国(チョ・グク)氏(59)に対する懲役2年の二審判決を支持した。これにより、曺氏は実刑が確定。国会議員職を失う。

https://www.wowkorea.jp/news/read/473975.html

 なんと、曺国(チョ・グク)氏が、最高裁で、有罪が確定した。これで、実刑が確定し、国会議員ではなくなる。

 野党の代表が国会議員ではなくなる。いや、本当に凄い国だ。裁判中なのに、選挙に出て当選して、野党の1つの代表になれるのだから。


尹大統領「非常戒厳宣布は統治行為…なぜ内乱になるのか」

尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は12日、「国を救おうとする非常措置を、国を滅ぼそうとする内乱行為と見なすことは、韓国の憲法と法体系を深刻な危険に陥れることだ」と述べた。
 
 これは、尹大統領が同日の国民向け談話で、「国政マヒの亡国的非常事態において国を守るため、国政を正常化するために大統領の法的権限により行使した非常戒厳措置は、大統領の高度な政治的判断であり、国会の解除要求のみにより規制できる」として、述べたものだ。
 
 そして、「これは司法府の判例と憲法学界の多数意見であることを多くの方々が知っている」「私は国会の解除要求を直ちに受け入れた」と言った。

 さらに、「毎日のように数の力で立法暴挙を繰り返し、ひたすら防弾にばかり血眼になっている巨大野党の議会独裁に対抗し、大韓民国の自由民主主義と憲政秩序を守ろうとした」と主張した。

 その上で、「その道しかないと判断して下した大統領の憲法的決断であると同時に統治行為が、なぜ内乱になるというか」と問い返した。

 尹大統領は「大統領の非常戒厳宣布権行使は赦免権行使や外交権行使のように司法審査の対象にならない統治行為だ」と述べた。

https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/12/12/2024121280074.html

 いや、これはどうなんだろう。民主主義というなら、すでに国民の多数から支持されていない大統領は、多くの国民の意思に反していると思うのだが。

 ただ、「尹大統領は「大統領の非常戒厳宣布権行使は赦免権行使や外交権行使のように司法審査の対象にならない統治行為だ」」というのは、理解できる。

 大統領のみが宣言し使える権利を使ったまでで、司法が介入できるような話ではない。

 司法が大統領を捜査できるなら、司法の下に大統領がいることになる。これも、おかしな話だ。


尹大統領「最後まで闘う」 戒厳正当化し辞任拒否

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は12日、国民向けの談話を発表し、「非常戒厳」宣言に関連し、「法的、政治的責任問題を回避しないと既に申し上げている」とした上で、「私を弾劾しようが、捜査しようがこれに堂々と立ち向かう」と述べた。
 
 尹大統領は「国政まひの亡国的非常状況の中で国を守るために、国政を正常化するために、大統領の法的権限で行使した非常戒厳措置は大統領の高度な政治的判断であり、国会の解除要求で統制できる」と説明。「大統領の非常戒厳宣布権の行使は赦免権行使、外交権行使のような司法審査の対象にならない統治行為」であり、「国を救う非常措置を国を台無しにしようとする内乱行為とみるのはわが国の憲法と法体系を深刻な危険に陥れることだ」と指摘した。

 また大統領就任以降、一度も個人的な人気や大統領の任期、大統領ポストに執着したことはなく、大統領ポストに固執したなら国憲を乱す勢力にあえて立ち向かい闘うこともなかったとし、今回のように非常戒厳を宣言することはなかったはずだと話した。

 尹大統領は最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表に対する批判もした。「巨大野党がうその扇動で(尹大統領の)弾劾を急ぐ理由が何か」と問いかけた後、「巨大野党代表の有罪宣告が迫っており、大統領の弾劾を通じてこれを避けて早期に大統領選を実施しようしている」と述べた。「国家システムを崩壊させてまで自身の犯罪を隠し国政を掌握しようとしている」とし、「これこそが国憲を乱す行為」と主張した。

 さらに「これまで国政まひと国憲を乱す行為を主導した勢力と犯罪者集団が国政を掌握し、大韓民国の未来を脅かすことだけは何があっても防ぐべきだ」とし、「私は最後まで闘う」と強調した。

https://jp.yna.co.kr/view/AJP20241212003000882?section=politics/index

 最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表の裁判も進んでいるので、野党側は、1日でも早く、尹大統領を引きずり降ろして、大統領選挙にもちこみたい。

 一方、尹大統領と与党側は、その裁判が確定するまで延命したい。なんか、凄い低レベルな争いをしているとしか思えないのだが。

 ただ、国民の支持は、「共に民主党」の李在明のほうが圧倒的に人気がある。ただ、公職選挙法違反など複数の罪で起訴されている状況だ。

 公職選挙法違反で裁判中の人が、最大野党の代表になれるというのも、不思議な国だ。

 尹大統領は、あっさり大人しくなって、辞任の時期を待っているだけかと思ったのだが、全然やる気らしい。


親韓系「尹大統領の弾劾不可避」、野党は14日午後5時に2度目の弾劾案採決へ

与党「国民の力」で尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の弾劾賛成の動きが急浮上している。尹大統領に対する弾劾訴追案の2度目の採決(14日)を3日後に控えた11日現在、与党内では5人の議員が弾劾賛成の立場を公表した。弾劾訴追案は与党議員が8人造反すれば可決される。「国民の力」指導部でも「弾劾可決は避けられない」とし、これまで「秩序ある退陣」議論ではなく弾劾賛成に転換すべきだという声が出た。

「国民の力」の金宰燮(キム・ジェソプ)議員は同日午後、国会で記者会見を開き、「大統領の善意を頼みとする退陣の主張はもはや有効ではない」とし、「今、最も秩序ある退陣は弾劾だ」と主張した。趙慶泰(チョ・ギョンテ)、安哲秀(アン・チョルス)、金睿智(キム・イェジ)、金相旭(キム・サンウク)議員に続き、5人目の公開弾劾賛成だ。金宰燮議員は「国民の力が党論として弾劾に賛成するよう要請する」とし、「死ぬ道が生きる道だ」と述べた。

「国民の力」指導部も、弾劾賛成の流れに転換しつつある。与党関係者は、「尹大統領が自ら退陣する意思がないことを確認した」とし、「弾劾の代わりに秩序ある退陣を主張していた韓東勲(ハン・ドンフン)代表の努力は事実上終わった」と述べた。前日の議員総会で、「弾劾以外に大統領の権限を奪う方法はない」と発言した韓氏も、弾劾について熟考中だという。親韓系(韓東勲氏系)の関係者は、「捜査機関が大統領室の家宅捜索までした状況で、どんな事実がまた出てくるか分からない。弾劾賛成が避けられない」と話した。韓氏は、弾劾に関する立場を発表するか熟考しているという。

党論に関係なく、弾劾採決に出席するという与党議員も増えている。非常戒厳解除に賛成した議員、親韓系議員、若手議員、「非常戒厳」内乱常設特検案に賛成した議員ら31人を対象に調査した結果、弾劾賛成の意思を公表した5人のほかに、弾劾に賛成するかどうか明らかにしていない議員8人が弾劾採決に主席すると明らかにした。「国民の力」で少なくとも13人が採決に出席することになる。

12日に選出予定の、弾劾をめぐる党論を決定する与党院内代表候補らは相反する立場を示した。親尹系(尹大統領系)の権性東(クォン・ソンドン)議員(5期)は、「まだ弾劾反対が党論だ」と述べた。非尹(非尹錫悦)系の金台鎬(キム・テホ)議員(4期)は、「自由意志で投票できる方向になるだろう」と話した。親韓系の申志鎬(シン・ジホ)戦略企画副総長は、「親尹系が韓氏を追放し、党権を握ろうとする試みを非常に露骨にやっている」と主張した。

最大野党「共に民主党」は、12日の本会議で尹大統領に対する2度目の弾劾訴追案を報告する。同党は当初、弾劾訴追案をすぐに発議しようとしたが、追加で出てきた内乱関連情況などを補完することにし、発議を一日延期した。同党は、2度目の弾劾訴追案の採決は予定通り14日午後5時、本会議で行う方針だ。

https://www.donga.com/jp/article/all/20241212/5346520/1

 毎週のように、大統領弾劾訴追案を提出するらしいので、毎週、この騒ぎを見ることができる。

 今回も、大統領弾劾訴追案が可決されるかも?!という、やるやる詐欺なのだろうか?

 どちらにしても、毎週、毎週、与党議員から何人の造反者ができるのか?というのをウォッチできるというのは、面白い。

 そして、与党側はどう対応するのか???

 ある意味、お祭り騒ぎだ。これでは、予算案なんて議論できないだろう。いや、それよりも、面白いことをやっているので、問題ない。


韓国・現代自動車がWRCに巨額を投じる理由

【12月11日 KOREA WAVE】「モータースポーツは車両の耐久性と性能を証明する場であり、ブランドの歴史が刻まれる舞台でもある。現代自動車グループはレースを通じてブランド価値を着実に向上させている」
 
国際自動車連盟(FIA)が主催する世界ラリー選手権(WRC)は、世界最高峰のモータースポーツ大会の一つだ。市販車を基に改造した車両で、舗装道路、未舗装道路、雪道といったさまざまな環境を舞台にラリーを繰り広げる。その特殊な条件ゆえ、どのような状況にも耐えられる車両の耐久性と、状態を維持する整備性が重要視される。
 
韓国・現代自動車は2003年にWRCから撤退したが、2012年のパリモーターショーで再挑戦を表明し、2014年から本格的に復帰した。当初は目立った成績を残せなかったが、2019年と2020年には製造者部門で優勝。2023年にはドライバー部門とコ・ドライバー部門で初優勝を果たし、参戦10年目にして大きな成果を挙げた。現代ワールドラリーチームは、総得点558点で製造者部門でも総合2位となった。
 
現代自動車はWRCに参加しながら高性能車の開発に巨額の投資を続け、多くの技術を獲得した。これらの技術は市販車に応用され、グローバル市場で耐久性や整備性が評価されるきっかけとなった。自動車業界では、WRC参戦にかかった費用を上回る成果を得ているとの見方が一般的だ。
 
現代自動車はWRCでの成功にとどまらず、高級ブランド「ジェネシス」を通じて耐久レース「ル・マン デイトナ ハイブリッド(LMDh)」への挑戦も明らかにした。LMDhはヨーロッパ最大級の耐久レース「ル・マン24時間」と、北米の代表的な耐久レース「デイトナ24時間」の両方に出場できるハイブリッド車部門だ。この部門にはBMW、キャデラック、ポルシェ、ランボルギーニなどが参戦しており、激しい競争が繰り広げられている。
 
ジェネシスがこれらの競合ブランドと肩を並べるためには、24時間耐え抜き、長距離かつ高速で走行可能な車両を開発しなければならない。このレースで成果を収めれば、ジェネシスの性能が自動的に認められることになる。ジェネシスはこれまで他の高級ブランドに比べ、性能面で十分な評価を得られていなかったため、この挑戦の意義は大きい。
 
自動車業界の関係者は「グローバルな自動車ブランドの多くがレースに参加し、技術を開発してきた。レースで得た名声はブランドの資産となる。後発ブランドである現代自動車とジェネシスがレースに参加するのは当然だ」と説明する。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a5cc68ae9c892261ad9f4b1dad320b84d3e0e12f

 現代自動車がWRCに参戦して、「2019年と2020年には製造者部門で優勝。2023年にはドライバー部門とコ・ドライバー部門で初優勝を果たし、参戦10年目にして大きな成果を挙げた」というのだが・・・

 WRCも、マイナーなほうなので、この記事を見ると、現代自動車も凄いな・・・となるのだが、2017年から2020年の参戦メーカーは、シトロエン、トヨタ、ヒュンダイ、フォードの4つだ。

 2022年からは、1つ減って、トヨタ、ヒュンダイ、フォードの3つしかメーカーは参戦していない。

 まあ、それでもWRCで優勝するというのは、凄いのだが、現代自動車は世界的なレースでは、全く実績がないと言っても言い過ぎではない。

 そこで、耐久レース「ル・マン デイトナ ハイブリッド(LMDh)」への参戦をするというのだ。

ジェネシスがこれらの競合ブランドと肩を並べるためには、24時間耐え抜き、長距離かつ高速で走行可能な車両を開発しなければならない。このレースで成果を収めれば、ジェネシスの性能が自動的に認められることになる。ジェネシスはこれまで他の高級ブランドに比べ、性能面で十分な評価を得られていなかったため、この挑戦の意義は大きい。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a5cc68ae9c892261ad9f4b1dad320b84d3e0e12f

 いや、凄いな。現代自動車は、ジェネシスを投入して、耐久レースに出るのか・・・

 となれば、いいのだが・・・LMDhというのを調べてみると、アメリカのIMSA ウェザーテック・スポーツカー選手権の最高峰クラス(GTPクラス)で2023年より使用されるスポーツプロトタイプカー規定ということで、IMSAの規定なのだが、FIA 世界耐久選手権(WEC)のハイパーカークラスにおいてル・マン・ハイパーカー(LMH)と共に使用される。

 つまり、共通のレギュレーションにすることで、IMSAとWECを同じ車両で、エントリーできるということだ。

 これに、現代自動車も参戦すると。ただし・・・LMDhを見てみると、以下のように書かれている。


  • 内燃エンジン出力は最高630hp。ハイブリッドの場合、これにボッシュ製の50kW(67hp)の電気モーターを搭載する。システム出力は680馬力(500kW)、モーターの回生能力は最大200kW。

  • 内燃エンジンの最低重量は180kg。

  • バッテリーはウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングのワンメイク。またハイブリッドシステム全体に30万ユーロのプライスキャップが定められる。さらにハイブリッドシステムのソフトウェアは主催者によってロックされる。

  • LMDh車両はダウンフォース:ドラッグの比が4:1と定められる。ホイールベースは全車共通の3150mm、全長は5100mm以下、全幅2000mm以下。

  • シャシーコンストラクターは認可を受けた4社(オレカ、リジェ、マルチマティック、ダラーラ)のみ。ギアボックスはエクストラックが一括して供給する

  • シャシーの関係するコストは最大34万5000ユーロに制限されるが、これにはエクストラックが供給するギアボックスは含まれない。エンジン部分を除くコストは約100万ユーロを想定。


 ハイブリッドの場合は、ボッシュ製のモーターが指定されている。エンジンだけは、各メーカーの仕様となる。

 シャシーは、4社のみ(オレカ、リジェ、マルチマティック、ダラーラ)となっている。ギアボックスも、一括して供給される。

 ということは・・・現代自動車が作る部分は、あんまりない。

 ちなみに、WECでは、シャシーもエンジンもハイブリッドシステムも、独自に開発するので、メーカーによって外観も全然違う。

 やっぱり、WECのほうが好きだ。LMDhのほうは、シャシーなども共通で指定されているので、開発する必要がない。開発コストや技術がなくても、参戦はしやすい。エンジンも、他所のメーカーから買えば、ほとんど開発はしなくても参戦可能だ。

 現代自動車と言えば、大型バスの「ユニバース」というのが、日本に多く導入されたことがあった。

 2016年には、163台も輸入されている。価格が日本製のバスの約半分ということと、値段の割に、性能もあるということで、多く採用されたようなのだが・・・

 2022年には、8台。2023年には、2台しか輸入されていない。

 その理由としては、結局、10年も経たずに故障が多く発生し、多くのバスが廃車になったということだった。

 また、エアコンがオートエアコンでなく、頻繁に調整が必要など操作性が悪いとの話もあった。

 一番は、故障が多いというのと、故障した場合の部品代が高価だったということで、多くのバス会社で、廃車になったり売られたりしたということだった。日本製なら、10年どころが、それ以上の年数も運行が可能だから、購入時に半額だとしても、故障が多く10年も持たないなら、総額を計算すれば、高くつくことになる。

 カタログスペックや外観だけでは、これらの事はわからない。現代自動車も、外国人の有名なデザイナーを雇っているので、外観は良くなっている。

 ただ、整形大国の韓国だけに、外観は良くなっても中身は・・・

 同じ外観だとしても、使っている素材が違う。鉄でも、耐久性によって価格が違うし、ステンレスだって、大きく5つに分類できるほど種類が豊富。種類によっては、耐食性が低い変わりに磁性があるものなどもある。

 BEVのメーカーによっては、数年もすると足回りが錆びだらけ・・・なんてこともあるらしい。

 ずっと、車を作っている会社と、電気系に詳しい会社が、作った車では、車両の品質に差ができるのは当たり前。

 レースに出ても、簡単には勝てない。日本の自動車メーカーだって、ル・マン24時間レースで優勝するまでに何年かかったことか・・・

 今でも、ヨーロッパのメーカーのほうが数も多く、性能も高いものが多い。自動車文化とそれに付随する歴史などが、やはり全然違う。

 ル・マン24時間レースは、近隣の人などは、コースの脇に、キャンプしながら、バーベキューをして観戦するという。もう、レースが、生活の一部になっているとも言える。

 日本も、自動車メーカーが多くあるのだが、文化や歴史という意味では、まだまだ欧州に遠く及ばない。

 煽り運転や、対抗車線がある一般道で、190km/hで走行して事故を起こしても、危険運転ではないとか、酒飲んで、一方通行の細い道を100km/hで走行して、通行中の車に激突して、相手を死なせても、危険運転ではないとか言っている時点でダメだ。

 スピードが出ると危険だからと言って、法定速度を10km/h超過してもスピード違反で捕まるのだろう?

 やっていることが、あまりにも違いすぎる。

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クニノコ
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