韓国とオランダ「半導体対話」始動 局長級協議体で協力強化議論
オランダのASMLは、最先端のEUV(極端紫外線)露光装置で世界シェア100%という最先端の半導体製造では欠かせない企業だ。数ナノという目に見えない幅でトランジスタを配置するには、配線とかのレベルではなく、基盤に紫外線でチップを刻み込む。
キャノン、ニコンが元々高いシェアを持っていたのだが、ASMLに最先端の技術では追いついていない状況だ。2ナノという更に微細な半導体を作るには、ASMLの技術は欠かせない。
韓国は、ASMLと共同で、研究者の育成などを行なう予定なのだが、ASMLにメリットがあるのか?わからない。韓国で作っているDRAMでは、そこまで微細な技術は必要ない。AI用の半導体を作るにしても、韓国企業に技術はない。
ASML側に、やはりメリットはないのだが。
TSMC、熊本第1工場テスト生産開始…量産が年内に早まる見通し=台湾メディア報道
韓国メディアは、日本で建設中のTSMCの工場の状況まで記事にしている。日本のメディアは、しょーもない記事ばかりで、こんな内容すら報道しない。
熊本で建設しているTSMCの第一工場は、4月から稼働する。その前に、テスト生産を早めたという。28〜12ナノの半導体を製造する工場で、アップルなどからのファウンダリー製品を製造する。
更に、第二工場の建設も決定し、そこでは40〜6ナノの半導体を作る予定だ。世界中で、半導体工場の誘致をしているが、アメリカ、日本、欧州が中心地だ。
【コラム】未来半導体は「先端パッケージング」の戦い…集中育成策立てなくては=韓国
記事が長いので、大事な部分だけ引用。
アメリカの中国外しが一番の要因だが、半導体は自動車や軍用品にも重要なパーツであることも再認識されたので、安全保証の観点から自国か友好国で生産する方針に変換した。中国の半導体製造技術も、単独では発展するのは厳しい。
韓国のSKハイニックスとサムスン電子は、中国に半導体工場を持っているだけでなく、中国への半導体輸出で儲けていた。中国への制裁では、大きな影響を受けている。
中国に近すぎるだけに、欧米からは敬遠されている。中国に元サムスン電子の幹部が技術を売ったように、技術流出の懸念もある。ファーウェイの最新スマホにSKハイニックスのDRAMが搭載されていたように、陰で中国企業と取引している懸念もある。
ファウンドリー(受託生産)で、サムスン電子に設計図を渡せば、そのままサムスン電子が自社製品として生産する可能性も高いし、中国へ流れる危険性すらある。
ファウンドリー部門で、TSMCとの差が広がっているのも、そういった理由からだ。
韓国は、素材・部品・装備では多くを海外に依存している。日本の場合は、部品、素材では48%。製造装置では、31%の高いシェアがある。製造装置ではアメリカが35%のシェアがあるのでアメリカと合わせれば66%ものシェアになる。韓国が素材、部品、製造装置で日本に大きく依存しているのは有名な話だ。
日本から韓国への輸出の厳格化では、ノージャパン運動を官民あげてやっていた。それで、韓国では国産化を進めていたが、結局成果は出ていない。そんなに簡単にできることなら、どこの国も自国で生産している。技術というのは、長い年月の積み重ねだ。
中国から尿素の大部分を輸入している韓国では、中国から輸出規制で毎度騒ぎになる。尿素がないとディーゼルエンジンが動かせない。陸上輸送の中心のトラックが動かなくなるからだ。そこで、いつものように自国生産と輸入の多角化を言うのだが、数年すれば元通りになる。
韓国が自国で、地味な素材や部品などに力を入れるわけがない。
海外で働いている韓国人を国内に戻して、技術を得ようということだ。外国人を重要な場所で採用すると技術流出する可能性があるということになる。
海外企業に勤めている人は、海外で技術を得ているわけで、技術を得て国に戻るというのも、釈然としない。そういう事例が増えれば、韓国人は海外企業で重要なポストにつけなくなるだろう。
そして、日本との関係強化が出てくる。日本としては、韓国は必要ない。韓国の裁判で日本政府が敗訴し、日本企業(戦犯企業?)も敗訴している。これらの裁判で、実害が出れば、国交断絶だろう。
尹大統領も、総選挙に負けるか、任期後半になれば反日になる。何よりも、支持率が高い野党はバリバリの反日だ。次期政権では、反日が確定している。関係悪化までカウントダウンが進んでいる。反日まで日本から支援、援助をもらうための用日に励むだけだろう。