11-7の日報


8時50分に起床。階下へ向かうと何も映らないテレビを前に母が座っている。一時間近く映らないらしい。つながっているケーブルを抜き差ししたりするも何も変わらず、電源ケーブルはどうなっているのかとテレビ台の後ろを覗くと電源タップが見えた。複数のコンセントをさせるようになっているのに、どうしてか一つしか使ってない上にアダプタを噛ませてあり複数挿せる恩恵を全く活かさずにタコ足配線になっていた。切り替えスイッチのライトが細かく点滅していたので、おそらくこのタップが悪いと結論づけた。ほどなくして何かしらの調子が戻ったのか、テレビへの電力供給が安定しだしたのかまた映るようになった。それにしても電源タップをここまで下手に使えるかね。

朝ごはんはマルコメの玉ねぎみそクリームスープと柿。レモンを掛けるとうまいというツイッター情報を実行した。本当に美味いとは……。

やらなければいけないことをする。パソコンを付けたりマウスを動かしたりした。


やるべきことを片付けた後、掃除とアイロンがけをした。セーターを出したり起毛の靴下を履いているせいか、からみつくホコリの量が増えた。

昼ごはんはお弁当とサラダ、唐揚げ。

Netflixにある映画「Half of it」を観た、副題を書かないのは副題のお節介感が気に食わないから。それはともかく内容が素晴らしかった。垢抜けないエリーが最後まで垢抜けないままのリリーでいたことに時代を感じる。厳密に言えばそれなりに垢抜けているんだけど、ハリウッド的なイケてる女子に大変身!メガネもおさげも取っ払っちゃお!みたいなノリが一切ない。こういう所に今の造り手の感覚が出る。

ラブレター代筆を頼むメインキャラクターの1人ポールも良かった。センスもない、本も読まない、デリカシーもない少年だけど好きになった人に対して正直なところが良かったな。良い意味で平均的。良心と利己的な要素が最後まで走っていて、彼はとにかく自分がいいと思うことを今すぐしたい・する人間なんだけど、その土足で上がり込んでくる感じがね〜〜。人生を変えてくれるんじゃないかと思わせるソレでねぇ…憎めないねえ。最後に愛する人を追いかけるシーンをセルフパロディとして持ち出してくるあたり、本当に人として成長してるんだよな。努力で寄り添おうとする人の美しさがある。あけすけな顔で走る彼と言ったらもうね……

エリーのことを書くのは難しいなぁ。OPにあった古代ギリシアの物語はヘドウィグ・アンド・アングリーインチでも使われてたなぁ。存在するか分からない己の半身と出会ったときに感じるような完璧な愛について成就するかは分からないと疑問を呈しながらも、それがあることを否定しないところが良い。神の存在を信じないエリーが、完璧な愛について存在しないと言い切らない所に希望がある。このOPの時点で既にエリーはアスターに恋心を感じていたんだろうな。相手に悟られまいと隠す恋心は、それを抱いている限り完璧な愛だから、エリーは切り捨てることなくレポートに疑問という形で残したのだろう。

劇中アスターは二回言う「(神の代わりになる)信じるものが見つかるといいね」というセリフは、アスターとエリーが最後まで交差し得ない存在であることを示している気がする。エリーがずっと完璧な愛を信じていることをアスターは理解していない。

ここの一連の会話がもう鳥肌が立つほど良いんだよな……。劇中に挟まっていた「絵描きは絵を台無しにするかもしれない大胆な一筆を恐れる」という会話が活きている。2人でお互いに絵を描くように、それでもトドメの一筆は描かずに会話を終えようとする。ものすごく美しく優しい絵として。

そういうわけで、あくまでもアスターは半身同士としてパラレルに進んでいくことを無意識に表現している中、エリーはその言葉を一旦受け入れようとするも、絵を台無しにするかもしれない最後の一筆を残す。本当に凄い。

昼寝をした。最高〜〜。


夜ごはんはキノコのパスタ、サラダ、唐揚げ。

体を動かした。偉い。

クルーレスを観た。90年台の格好が流行っているし、数年前からそこかしかの感度が高い人がよく引用しているので観てみましょうと再生したら、びっくりするくらい中身がない。人が嫌いなのかと思うくらい酷い。ファッションは確かに良かった。それ以外は最低。見どころは生きていた頃のブリタニー・マーフィが出演していたことと、海外ドラマのサブリナに出てきたルームメイトが出演してた位だった。

アンという名の少女を観る。めちゃくちゃ良い!!!!!!!!

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