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KZが誇る新フラッグシップ機が登場!その実力や如何に!?『KZ Zenith』【PR】
※このレビューはKZ様からレビュー品の提供を受けて行っております。レビューに際して金銭の取引はなく、レビューの内容は独立したものであることをここに記しておきます。
概要
中華イヤホンの中でもひときわ高い知名度を誇るKZ。
KZのラインナップは1万円以下の低価格帯のイヤホンが多数充実していますが、今回レビューするZenithはその中でも『フラッグシップ級』と銘打たれたKZ創立12周年を記念した特別モデルになります。
名前のZenithは社名のKZ(Knowledge Zenith)のZenithから取っていると見られ、並々ならぬ気合いの入り方が伺えます。
KZ Zenithは、旧来のドライバではなく専用設計のフルレンジ・ウルトラリニア・ダイナミック・ドライバーである『ドライバーX』ドライバを採用しています。ドライバにボイスコイル径を拡大した革新的な機構を搭載しており、この進化により、より大きな振動板の伸張を可能にし、より広いサウンドステージと豊かな高域ディテールを実現しています。
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またKZ ZenithにはKZではお馴染みの機構である音質変化スイッチが搭載されており、スイッチの組み合わせ次第で好みにサウンドをチューニングする事が可能となっています。
また各スイッチの役割は1~3番が低中域の増強、4番が全帯域をアップという少々イレギュラーな形になっています。
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外観
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社名を冠したKZのフラッグシップ機ということもあり、従来のKZの製品とは比べ物にならないくらい豪華な外箱になっています。箱のサイズもKZ製品の中ではかなり大きい部類に入るかと思います。
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かなり大きめの箱ということもあり、内容物も過去のKZの機種と比べるとかなり付属品が充実しています。
右下に入っているイヤーピースはウレタンフォームとシリコン製の2種類のイヤーピースが各サイズ1ペアずつ入っています。
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イヤホン本体のアップ。ハニカム構造のような形状のフェイスプレートが非常に印象的なデザインになっています。シェルがメタル製なので、耳に装着するときは少し冷たく感じます。
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左半分のKZロゴが記されている箱を開けると中からキャリーケースが出てきます。中身はチューニングスイッチ切り替え用のピンとKZ製品お馴染みの透明ケーブルが入っていました。このことから、もちろん付属の状態でリスニングを楽しむこともできますが、あくまでリケーブルが前提の機種のように思えます。
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○サウンド・音質
それでは肝心のサウンドを見ていきましょう。チューニングはすべてONの初期状態のままで行います。
○低域
ブーミーになりすぎない分離感のあるサウンドになっています。
キックはキック、ベースはベースとそれぞれしっかりと聞き分けられ、低価格帯のイヤホンにありがちなボワつきのようなものは感じられません。
またキックもベースもしっかりと存在感は感じられるものの他の帯域の邪魔をせず非常に丁寧な鳴り方をしています。
○中域
KZのイヤホンといえばドンシャリサウンドに代表されることが多いと感じますが、Zenithではしっかりこのレンジも鳴らしきっており、スカスカしたようなイメージのサウンドはどこにもありません。ピアノなどの楽器や女性ボーカルなども伸びやかで濁りもなく遠くまで伸びていくような感覚のサウンドです。
○高域
1DD機でも高域はかなり色が分かれる領域ですが、Zenithはこの帯域も上手く制御できているように感じます。若干金物などの鳴り方にクセがあるものの、音潰れや音割れのようなものは感じられず、それ以外は申し分のないサウンドになっています。トレブルブーストのような極端な鳴り方もせず、あくまで低中域のすっきりしたサウンドにそっと花を添えるようなサウンドを醸しています。
総評
KZが満を持して投入した1DDのフラッグシップ機Zenith。
ドンシャリ系が特に多いKZの製品群の中でも、KZらしさを良い意味で捨てた、バランス型のモデルに仕上がっています。
1DDかつ1万円前後の価格帯というと競合が非常に多く甘えたビルドクオリティのものは沈んでいってしまうように思いますが、そんな激戦区でも張り合えるようなポテンシャルを秘めていると私は思います。