発達親子の生活〜頑張れという毒〜
どうも。アラフィフおばちゃんです。
以前にも記事に書いたことがあると思うのですが、私は「実母・実姉」と絶縁しております。
唯一、実父とは連絡を取り合う仲ではあるのですが、諸々の事情で実父が遠方から実家へ戻ってきました。
ここから始まった定期連絡・・・父は慰謝料も養育費もなかなか支払わない元夫に代わって息子の学費を工面してくれたので、心から感謝しています。
その他にも、食料品などを送ってくれたり離婚後の生活をかなり支えてもらいました。
そのような事情もあり、父が地元に戻ってきてからは父からの連絡に対して息子と共に会いに行ったりしておりました。
父には感謝はしています。しかし、世代的に仕方がないのかもしれませんが会うたび、また電話してくる度に「とにかく頑張れ」としつこいくらいに言ってきます。
「もう充分に頑張ってるから、これ以上頑張れないよ」とはじめのうちは答えていたのですが、私だけにではなく息子にまで「頑張れ。頑張れ」と言うようになってきました。
実家の人間たちは、私達の障害に対して調べようともしなければ寄り添うなどという気持ちは1ミリも持ち合わせていません。
実母に至っては「鬱でしょ。私もなったわ」と言われたことがあります。あなたのは、更年期からくる自律神経失調症ですよ。
父は「軽鬱」経験者ですが、私達親子からすれば「鬱は寛解するけれど、発達障害は生まれつきの脳の機能障害だから、出来ることに限界があることを理解して欲しい」と思うのですが、そういう話が通じる相手ではないのでこちらから連絡することはほぼありません。
ただ、毎月父から電話が来ます。母が私達の声を聞きたがっているらしく「ガラケー」から「スマホ」に変えて、スピーカーホンにして私との会話を母にも聞かせているようです。最悪です。
話が逸れましたが、この父からの「頑張れ」を毎月聞くのが苦痛でしかありません。
私は自分自身に対して「頑張れ」ということはありますが、息子に対してはほとんど言いません。
食事の時間になっても起きてこないときや、いつまでもお風呂に入らないときなどは「ちょっとだけ頑張って、◯◯やってみようか」というような言い方はしますが、日頃頑張っていることを知っているのでこれ以上「頑張れ」なんて言えません。
どんなに頑張っても出来ないことってあるんです。それは怠慢などではなく、本人がどれほど努力してもそれが出来る機能が備わっていなければ無理なんです。
発達障害って、欠けてるんです。その欠けているものはその人によって違うんです。
その欠けている人間に対して「頑張れ!頑張れ!」と言い続けることがどれほど残酷なことなのか・・・おそらく健常の方とはわかりあえないんでしょうね。
とりあえず、発達・健常に関わらず全てのお母さん・お父さんに言いたい。
「頑張ってる子にそれ以上頑張れと言わないで」
ちなみに私達親子に頑張れ頑張れと言いまくるくせに、娘(私の実姉)には何も言いません。もう10年以上も自分の年金を食い尽くされているのに。
姉にはもう期待のかけらもないから、私達に言ってくるのでしょうけど迷惑。
私は実家の土地等の相続も断っているので、もう二度と「頑張れ」って言わないで欲しい。
父は悪気なく言っていると思うので、傷つけてしまうかもしれませんが、来月の電話でまた「頑張れ」と言われたら、しっかりと理解してもらえるまでどれだけその言葉が私達を苦しめているのか伝えようと思っています。