またひとつ、面白いルール設計のゲームを生み出してしまった。クラッチタイムに頼れる選手になってもらうための意識改革法。
選手に上手くなってもらうためには、プレイの仕方を変えてもらうことが重要だ。
そして、プレイの仕方を変えてもらう際、口頭で伝えるというのは効果が薄い。
ウンウン頷きはするが、コートに立つと全く反映されていないというのがよくあるパターンだ。
この場合重要なのはルールそのものをいじることだ。
じぶんの1on1しか狙っていない選手に、パスを覚えて欲しければ
「その選手の得点はノーカウント、代わりにその選手のアシストによる得点は2倍の得点になる」
などのルールにすればよい。
非力な小さい子にバスケを楽しんでもらいたければ
「リングかボードに当たれば1点」
などのルールにすればよい。
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さて、今回はクラッチタイム(勝負が決定づけられる接戦のラスト1,2分)にボールを預けられる選手になれるようなルール設計について。
厳密には、技術がいきなり改善するわけではないが、意識は大いに改革できる。クラブとクリニックで実験済なので机上の空論でないことも前書きしておく。
そのルールとは
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