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【戦術】ユーロリーグ必修項目 vol.1 Low Post Double "Red"
2020-21シーズンからユーロリーグを見始めた。
観戦歴は長いとは決して言えないのだが、短期間に集中して100試合前後見終えた。
その中で発見した「ユーロリーグ特有のよく見る戦術/コンセプト」をシリーズとしてまとめていきたいと思う。
Low Post Double "Red" 概要
Redはこんな感じ。ベースラインに行かせてからダブル。
— Basketball Coach (Ryota) (@bba11coach) February 22, 2021
パスコースを制限できるのが強み。
FNBが、ユーロリーグトップレベルのポストアタッカーのShengeliaを封殺した動画。pic.twitter.com/KH3BkAD5eb
Redはローポストアタックに対するDFコンセプト。
「狭い方に行かせてダブルチーム」という内容。
ボールマンはサイドラインに平行のスタンスを取り、ミドル側への侵入を阻止する。ヘルプはリム直下に位置取りし、ベースライン側に侵入してきた瞬間に距離を詰めてダブルチームを完成させる。
ベースライン付近でダブルチームを組むので、本人のスコアがほぼ不可能なのはもちろんのこと、パスも乱れやすいのでローポスト起点での攻撃をほぼ無効化できるという非常に強力なDF戦術と言える。
動画で出てくるトコ・シェンゲリアという選手は現在首位争いをしているCSKA(チェスカ)というロシアのチームのアタッカーで、ユーロリーグでも屈指のポストアタックスキルを持っている。
これに対してFenerbahce(フェネルバーチェ)がRedを敷くことで試合通してほぼ完封していた。
他にも首位バルサを始め、下位チームも含めて多くのチームが採用しているのがこのRedというコンセプトだ。
成功例
EfesのRed (Low Post Double)
— Basketball Coach (Ryota) (@bba11coach) January 23, 2021
ユーロリーグの必修項目のひとつ。
ベースライン側に行かせてダブル組む。
NBAだとDF3秒があるので、こういう風に「ゴール下で待ち構える」ができません。
FIBAルールでプレイする選手やコーチは、これ知ってるかどうがが相手Bigへの守備力に大影響します。 pic.twitter.com/pmCrm0WW5D
バルサのRed Coverage時の堅さは本当に驚異的。
— Basketball Coach (Ryota) (@bba11coach) October 23, 2020
ショートコーナーに追い詰めてパスにコンテストすることでその後のローテーションが間に合うようになるし、そもそもデカいのでリムプロテクトもバッチリ。 pic.twitter.com/hXUjxwSLVq
ユーロリーグ、バルサのvsドゥブレビッチとかでもそうだったのだけれど
— Basketball Coach (Ryota) (@bba11coach) October 23, 2020
・ミドル側を1人目が抑える
・ベースライン側から2人目がヘルプする
というディフェンス手法をよく見る。
脅威のビッグマンにはボールが入る前のポストアップ時にも似たコンセプトのRed coverageで牽制する場面が多い。 pic.twitter.com/2IGpoh5u1p
失敗例/カウンター
😉