見出し画像

勝負師たれ

まえがき


私の指導スタイルは「勝利から逆算された指導」だ。

全ての指導やフィードバックは勝つために行われている。

そういう意味では「勝利至上主義」は私のやり方を表した言葉といえる。

勝利至上主義は多くの場合非難の対象になる。

目の前の勝利よりも育成を大事にすべきという育成至上主義とぶつかるのは想像に難くない。


「勝つためになら何をしてもいいのか!」


これに関して言えば、良い悪いはさておき、何をする自由もあるし、何をしない自由もある。数あるやり方からどれを選んで、どれくらいやり切るかにそのチームや個人の哲学が色濃く投影される。

本当に勝つためであれば最もシンプルな方法は不戦勝することだ。
当然これは非常に極端なやり方だ。

相手チームの不祥事をでっちあげたり、相手チームの選手を監禁したりすることで不戦勝を手に入れることができる。ただし、諸々の法を犯すことになるので罰則はある。

*もちろん私はこれらの方法を推奨するわけではない

私は純粋に、とにかく純粋にその試合に勝ちたければそういう方法を選択すると思う。


勝利への純粋さは綺麗なものではない


自分が勝利に対してどれほど純粋なのかを知っておくことは非常に重要だ。

ここから先は

1,948字
この記事のみ ¥ 500

😉