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コーチは「子どもたちの未来」よりも考えるべきことが別にあるという話をしていく。

まえがき

みなさんは、バスケットボールの持つ価値がなんなのかと考えたことはあるだろうか。

過去にも同様のテーマで記事を何本か書いたような気もするのだが、考えの洗練されてきた部分もあると思うので今一度文章にしていきたいと思う。

コーチが何を考えるべきなのか、私なりに答えが出ている。

それは

「自分の教えたバスケに関わった人が充実した時間を過ごせること」

だ。

コーチが直接相手をする選手、およびその選手を自分ごとでサポートする保護者が主な対象となる。

日常でいやなことがあったけれどバスケしたらリフレッシュできた!

とか

毎日自分の成長が感じられて楽しい!

とか

息子の試合を観にいくのが楽しみで平日の仕事頑張れる

とか

バスケを話題に家族間でコミュニケーションが取れるようになった

とか。

自分がバスケを教えることで、関わった人がより充実した時間を過ごせるとしたら、それは大いに価値のあることだと思う。

人生は75年の暇つぶし

根本的な話をすると、私は人生に何か意味のある目的は存在しないという考えを持っている。
イチ生物としては繁殖すれば目的達成といえるだろうが、変に思考回路を持ってしまった我々は大変だ。
何か大いなる偉業を成し遂げなければならないような気もしてくる。
ただ、何を達成したところで結局全員そのうち死ぬので、成しえたことの大きさは人生において大して重要なことではないのだ。

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