「表現」に騙される私たち。分析は「何が起きたのか」が大事って話。
まえがき
「短所は裏返せば長所!」
そんなフレーズを聞いたことはないだろうか?
具体的な例を挙げるならこうだ。
臆病な人は、慎重とも言える。
とか
すぐ怒る人は、自分に素直。
とか
同じことを言うのにも、ちょっと表現を変えるだけでまったく聞こえ方が変わってくるのだ。
こういう言語の振り幅が危険という話をしていきたい。
言語の振り幅
落ち込んでいる人を励ます時や、コーチとして選手に改善点を伝える時に、ひと工夫表現に手を加えると、よい人間関係を築くことにつながる。
そういう面があるから、言語を工夫して使いこなすことは生きていく上で必要なものだし、便利なものだと思う。
私は小説に出てくる美しい日本語は大好きだ。
しかし裏を返せばこれはたかが言語表現ひとつで、同じものを良く見せることも、悪く見せることもできるということでもある。
私が中学生を指導していた時の実際の経験を話そう。
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