【バスケの授業】指導者向け シュート本数に関わる3要素への理解を深めるプレゼン方法【育成年代】
バスケットボールの試合に勝利するためにはまず大きく次の2軸が必要になる。
シュートの質: 自チームが良いシュートを打ち、相手チームに良いシュートを打たせないこと。
シュートの量: 自チームがたくさんシュートを打ち、相手チームにはたくさん打たせないこと。
シュートの量には大きく分けて3つの要素が関わってくる。
リバウンド
ターンオーバー
ペース
だ。
この根本的な話を選手たちが理解していることは非常に重要だ。
では、それをどう伝えたらいいだろうか?
ある程度の経験者であれば、この3つが試合に大きく影響を与えることは肌で感じてきたことだろう。
では、指導者が「オレはそれを肌で感じてきたゾ」などと伝えたところで、腑に落ちないのが自然なリアクションであろう。
腑に落ちていないことは、頑張れない。
重要性を知ってもらうためのアプローチには種類がある。
1つは、試合経験の中で知ってもらう方法。
リバウンドが取れなくて逆転のプットバックを許して負ける。
ターンオーバー祭りになってしまい逆転のシュートを打つことすらできず負ける。
そういう経験を積んでもらう、つまりは「肌で感じてもらう」ことで重要性を理解してもらう。
これも手法としては大事だ。コートでの悔しい思いは大きな動力源になるし、自分ごととして捉えることが容易い。
ただ、時間がかかりすぎるのが欠点だ。選手にとって最も価値ある資源は時間だと言ってもいい。
時間のコスパを求めていくことは育成において必要不可欠なことだ。
そこで私が行っているアプローチが「座学」だ。
子どもたちでも分かりやすいように、3つの要素について説明する方法を本記事で共有していきたい。
*恐らく、小学生相手でも通用すると思う。ただし、算数の勉強をきちんとしていればの話だが。
リバウンドの話
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