【ルール】ボールの扱い方1
こんにちは!
JBA公認審判の市村です。
先日観戦したゲームで、審判の判定に選手たちが首をかしげているシーンがありましたので解説します。
〈状況〉
A1(Aチームの選手)が3Pショットを放ち、ボールはリングに当たってリバウンドの状況になった。B1(Bチームの選手)がボールを上方にタップし、落ちてきたボールをA2(Aチームの別の選手)がこぶしで上方にパンチした。審判はA2のバイオレーションを宣し、ゲームをB2のスローインで再開させた。
ルールテストの文章に慣れていない方には少し読みにくい文章かもしれません。すみません…。
ここで言いたいのは、
ボールをこぶしでたたくことはバイオレーションである
ということです。
ボールを蹴ることがバイオレーションであることはよく知られていますが、実はこぶしによるパンチもルール違反なのです。
〈競技規則 13-2〉
ボールを持って走ること、故意に足または脚(大腿部も含む)でボールを蹴ったり止めたりすること、ボールをこぶしでたたくことは、バイオレーションである。
ただし、ボールが偶然に足または脚に当たったり触れたりすることは、バイオレーションではない。
今回はここまでです。
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【参考】
『2023バスケットボール競技規則』JBA
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