#10 最終講義リフレクション
2024年 2月 10 日(土)
Xデザイン学校 第10回:発表会
久々のnote
第6回の講義を最後にnoteの筆が折れてしまっていた。
今日はついにXデザイン学校ベーシッククラスの最終講義ということで、最後くらいはnoteを再び書こうと考えていた。
加えて、浅野先生からも
「途中で息切れしてしまった人も最後は是非リフレクションをnoteに」
ということで息切れしてしまう人は毎年一定いるんだろう。
ちょうどnoteを書く手が止まってしまっていた頃は
Xデザイン学校に関する物事に向き合うことが本当に辛い時期だった。
なぜ辛かったか、は複合的な内容になるので割愛しておくが
つらい、やめたい、投げ出したい、という感情があったのは確かなので
それも含めた10ヶ月間だった、と振り返っていきたいと思う。
最終発表について
ビジネスモデルの方針が固まり始めてからは
とにかく最終発表に向けた構成設計や資料、動画作成など
着実に準備を進めることができた。
方針が決まる前の本当にどうしたら良いか分からない状態から嘘のように、
構成を詰めはじめてからは
「もっとこういう情報が必要だよね」と粗を埋めるように何度もユーザーリサーチを実施し、そこから得られるインサイトを探したり、デスクリサーチを続けたりして精度を高めていった。
最初のお題内容を頭から離さず、
クライアントからの問に答えられている内容になっているか?
自分たちが腹落ちするまで何度も反復して
発表資料に繋げられたのは、少なくとも達成感がある。
発表後の講評で嬉しかったのは、山崎先生から
と、当たり前の事だけど出来ていないといけない所
について見てくれ、評価してくれたことで救われる思いがあった。
また、ごもっともな内容もたくさんあったが、一方で
「これは伝えたいことが伝わってなかったな」と思う批評内容もあったりして物事を伝える難しさも改めて感じた。
これは奥山さんも言っていたが、「場のデザイン」というのも
とても響いてくる所だと思っていて、
話す順番や構成(動画を差し込むタイミングなど)
話している内容以外で視覚側のスライドに情報補完されているか
聞き手にバイアスをもたせない
上記の2項目までは意識していたが、無意識的なバイアスで
「このグループはこういうことが言いたいんだろうな」
と、序盤で決めつけた上で聞かれる可能性は今後も意識していかないといけない。
これまでを振り返って
今日の発表で、課題を提供くださった企業の方が以下のような事を口にされた。
この「諦めちゃいけない」は、
Xデザイン学校の講義で学ぶべきことにも繋がっていると思った。
内容は後述する。
自分はどう変わったか?
10ヶ月間の講義を通して、大なり小なり、気づくことがたくさんあった。
自分の周りには都合のいい情報が転がりがちだし、
自分以外の世界にもっと目を向けなくてはいけない。
私は10代から20代前半にかけて、本当に勉強をしてこない
とにかく遊ぶことしか考えていないタイプであった。
(良く言えば、それで得た経験や知識もたくさんあるので後悔はない)
そんな浅はかな状態から、
近年は学びに対して向き合うのが面白くなってきていた。
そんな延長線でのXデザイン学校の受講でもあった。
もっと社会の仕組みや、これまでの歴史、これからのことなどに
目を向けていかなくてはそもそもデザインができない。
様々な経験を通したり、勉強してきた上で物事を考える。
そんな風な人間になっていかないとならないな、と思った。
「まるで生まれ変わったようだ!」
とは言わないが、確実に変わったことが以下だ。
分かっているようで、分かっていなかったことに気がつく。
物事の考え方や見方が変わったなという自覚がある。
これまで気付きもしなかったことが、点と点が繋がる瞬間があって面白いと感じる。
これからについて
前述した、「諦めちゃいけない」ということが講義で学ぶべき内容に
繋がっているというのは、
考えることを諦めちゃいけない、学ぶことを諦めちゃいけない、解決に向けて諦めちゃいけない…
これからの生き方を身につけるということ。
昔のように、課題を解決するだけで済む時代ではなくなったし
不確実な時代に変わり、作れば売れる時代でもない。ソリューションが青天井でなくなった今、とにかく自分たちがどんな風に物事を捉え、糸口を見つけるのか。それのベースをなんとか整えてほしい、といった事が浅野先生の思いだと受け取っています。
どんどん仕事が難しくなっていくはずで、
どんな職種であろうと、思想のベースを底上げしないと
くだらないものばかり作る人間ばかりになってしまう。
そうなったとき、色々な観点で「諦めない」気持ちがある人間でいれば
これからも何とか生き抜いていける、はず。
この講義を通してであったり、この10ヶ月間の間に得た感覚は
言語化できないが、ふんわりと輪郭が浮かんできている。
感覚の中には、ポジティブなものだけでなく「怒り」や「迷い」もあったりする。この感覚をもっと突き詰めていきたい。
せっかく入り口に立ったので、
これからも学びを諦めないで頑張っていこうと思う。ほどほどに。
最後に
約1年間、浅野先生、チューターの奥山さん。
課題提供をくださり、最終発表の場に時間を割いてくださったT社の皆様。
チームで一緒に進めてくれたメンバー。
何一つ欠けることなく、皆さんのお陰で、
勉強の場であったり、気付きを得ることに繋がりました。
ありがとうございました!
暴走族のエスノグラフィーは、いつか必ず読みます。笑