『海外野球留学に興味がある人必見』野球留学経験者が客観的にアメリカと日本の大学野球の違いについて分析!!
アメリカと日本の学生野球の違いとは…?
今回の記事ではアメリカで大学野球の経験を基に客観的な視点から日本とアメリカの学生野球の違いについてお話しさせていただこうと思います。もしこれからアメリカに野球留学を考えている方や、純粋に学生野球の違いについて興味のある方は是非読んで見てください。
自己紹介
話を進める前に、簡単に自分についてお話をさせていただきます。
僕は小学3年生から日本で野球を始めて、中学では地元の軟式野球を、そして高校では自分の住んでいた県の高校にて三年間高校野球を経験しました。
高校卒業後に三年間カリフォルニア州にある2年制大学にてアメリカ野球を経験しました。僕は中学3年生の最後の大会が終わってから1度1週間ほどアメリカに野球をしにエージェントを通して行った経験があり、その時の体験が自分はまたアメリカで野球をやりたいと言う感情が生まれてアメリカに行く決断に達しました。
短期間ではありますが、僕の経験や体験を基に客観的な両国の学生野球についてまとめて見たので是非興味がある人はご覧ください。
前提
まず、野球は日本でもアメリカでも非常に人気のあるスポーツであり、両国とも野球にまつわる長い歴史があります。しかし、日米両国の野球のプレーの仕方や組織のあり方には、様々な違いがありました。
1 : プレースタイル
最も顕著な違いの1つは、チームプレーと個人成績の比重の大きさです。アメリカの野球では、ホームラン、打点(RBI)、打率といった個人の成績が重視されることが多いです。そのため、選手たちはチーム全体の成功よりも自分のスタッツを重視し、より個人主義的なプレースタイルになる傾向がありました。
これに対し、日本の野球はチームプレーとチーム全体の成功に重きを置いています。これは、日本野球では試合の結果として同点が認められ、順位は勝敗ではなく勝率で決まるという事実にも表れているのかも知れません。このため、選手たちはチームのために協力し合うという、より協調的なプレースタイルが奨励されているのです。
2 : 監督の役割
もう一つの大きな違いは、試合における監督の役割です。アメリカの野球では、コーチは戦略や試合運営に重きを置き、選手の交代やヒットエンドランの判断などを行うことが多かったです。これに対し、日本の野球界では、監督は試合や練習中に常に選手にフィードバックし、指導する、より実践的な役割を担っていると思いました。
3 : 練習内容
このことは、日本の野球界では練習やトレーニングの重要性がより強調されていることにも表れています。実際、日本のチームは、持久力とチームワークを高めることに重点を置き、数時間から数日にわたる過酷なトレーニングに取り組むことが多い。これに対し、アメリカのチームは試合でのパフォーマンスを重視する傾向があり、このような激しいトレーニングは行わない場合もあります。
4 : 試合
もうひとつの違いは、ゲームのスタイルです。日本では、米国に比べて試合時間が短く、2時間から2時間半程度で終了するのが一般的です。このような違いから、日本のチームはスピードと敏捷性を重視し、プレースタイルが異なることもあります。
5 : ファン
また、ファン文化の面でも、日米の間には違いがあります。日本では、野球の試合には「応援団」と呼ばれる賑やかで熱狂的な応援団が登場することがあります。この応援団は歓声とダンスがシンクロすることで知られており、試合をより一層盛り上げます。
一方、アメリカの野球観戦は、食事やお酒を楽しみながら、リラックスした雰囲気で行われることが多いようです。興奮と熱気はそのままに、騒いだり応援したりすることよりも、楽しむことに重点が置かれています。
6 : まとめ
結論として、日本とアメリカの学生野球には多くの共通点がある一方で、両国の野球のプレーの仕方や経験の仕方には重要な違いがあることがわかりました。このような違いは、文化的な要因や、それぞれの国での野球の進化の仕方の違いに起因しているのだと思います。これらの違いを理解することによって、両国の野球という共通するスポーツにおいて新たな面にも触れる事ができまた違った野球の捉え方や考え方、また楽しみ方ができるのではないか…?と思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。興味がありましたら他の記事も是非ご覧ください。