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#好き041 山本忠敬

しょうぼうじどうしゃ じぷた」や「のろまなローラー」などの絵本が有名な絵本作家で、私が子供の頃の愛読書が、息子たちの愛読書にもなりました

しょうぼうじどうしゃ じぷた

絵本作家と書いたが、おそらく本業はイラストレーターであり、精密な描写と温かみのある表現が奇跡のように両立しており、あまりにも幼い頃から慣れ親しんでいたために、これがアートだと感じるようになったのは自分が大人になり、改めて息子たちと作品にふれてからです

でんしゃがはしる

絵本や図鑑を合わせると今でも20冊くらいは手元にあるのですが、どのイラストも本当にすばらしい 実は山本さん、物語を作るのはあまり得意ではないのか、じぷたローラーなどの代表作は、別の作家さんがいてイラストのみを担当しています 一方で山本さんが物語も作ってる絵本も多数あるのですが、どうしても絵が主役の図鑑のような絵本になっており、それが意図的なのか、不器用だからなのかはわかりませんが、読者としてはそれがよかったりもします、だって山本さんの絵がみたいんですから

とべ! ちいさいプロペラき

結局、私の息子たちが繰り返し繰り返し見続けたのも、絵本ではなく図鑑の方で、また私や息子たちが日常生活で目にする特殊な車両の名前と機能とを想像することが出来るのも、山本さんの「はたらくじどうしゃ」のおかげです

はたらくじどうしゃ

晩年山本さんは、車や航空機や鉄道に関する、歴史を含めた本格的な大型な図鑑も多数手がけられています 息子たちのリクエストにより、これらの重たい図鑑を何度も何度も図書館から借りてきましたが、結局すべて購入しました なお、乗物などの無機物のイラストが多いですが人や動物などの生物を描いた作品もあり、それはそれで結構味わい深いです

こうもり

最後に、最近になって山本さんが描いた数々の風景画の存在を知り、めちゃくちゃ驚きました それはのりもの絵本作家山本忠敬の世界のWebサイトのアーカイブスのスケッチのページから閲覧できます

山本忠敬資料室デジタルアーカイブスの紹介
山本忠敬資料室デジタルアーカイブスの紹介
山本忠敬資料室デジタルアーカイブスの紹介

何に驚いたかというと、私が好きなアーティストであるベルナール・ビュッフェの一時期の絵に、見間違えるほどに類似しているからで、例えば以下がビュッフェの描いた絵です

ベルナールビュッフェ 霞ヶ関ビル
ベルナールビュッフェ Métro Barbès

二人とも同じ時代に活躍をされたアーティストで、ネットではその交流や影響について詳しく調べることは出来なかったが、もしかしたら何らかのつながりがあったと妄想をすると、なんだかうれしくなります もしも詳しい方がいらしたら是非教えてください


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他にも、これまでの人生で私が特に好きだと感じたものを記事にしています。一覧だけでもぜひ見てください。

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