見出し画像

ガンダム復讐のレクイエム

Netflixの新しいガンダムを視聴しました15点!!

先日、閃光のハサウェイが良かったので、新作のガンダムも楽しみだという記事を書きました

さんざん擦り続けた初代ガンダムで、Netflixの圧倒的な予算を使って今の世に何を表現するのか、そんな期待を寄せていたのですが、私にはなんの回答も見つけることができず、100点満点で言えば15点だった

最近観たA24の映画Civil Warの感想で「一様の解釈を求める説明的な作りでは無く、視聴者に映像から想像させる感じがいい」と書いたが、それと真逆の作りというか、何一つ想像力を掻き立てられることがなく、想像力を必要としないということは、ワクワクもドキドキもないわけで、引き込まれることも感情移入することもなく、それでも全体で40分くらいの映像にまとまっていれば見応えもあっただろうけど、それが6話もあるなんて…

改めて初期のガンダムのアニメを観ていると、テンポの良さがよく分かる 大体なカットで繋げられた映像は、想像力で補わなければならず、自ずとストーリーに引き込まれていく モビルスーツの重厚感や戦争の恐ろしさなんかも、押し付けられるのではなく、限られた映像から自分で想像をするから印象に残るのだ

新作ガンダムの良かった点は無機物のリアルな映像で、モビルスーツの戦闘シーンは直接的なインパクトがあり、ショート動画の長さに切り抜かれたなら、なかなかに魅力的に映ると思った

一方で、人間の表情や動きに関しては、まだまだ実写やアニメーションにはかなわないんだなと思った『THE FIRST SLAM DUNK』の3DCGがリアルな映像だったから、もっと期待をしてたんだけど、よく考えるとスラムダンクは2DのキャラクタをCGにしたわけで、実写の人間のようなCGじゃないんだった

酷評になってしまったけど、せっかくUnreal Engineで作ったんだから、ゲームへの転用だとか、別の監督のスピオフ映像作品だとか、いろいろと活用をして、よりよい作品へ結びついてほしいですね




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?