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#弓道004 貫中久
現代弓道の最高目標が「真善美」であるのに対して、近世の射術思想では、その最高目標を「貫中久」としていた。実利の射である。
貫徹力のある強い矢を、的中させ、それを長久すること。
これは現代弓道であっても変わることない重要な思想である。
的中至上主義となることはよしとされないが「正射必中」の考えの元、中てることへの執着も軽んじていいわけではない。
それは「発して中らざる時は 則ち己に勝つ者を怨みず。反ってこれを己に求むるのみ」という『礼記射義』の内容にも通ずる。
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今後も弓道に関することを記事にしていきたいと思います。
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