【展望】第106回全国高等学校野球選手権石川大会
今夏の石川県大会の展望について書いていきます。
まずは昨秋の新チーム以降の成績を振り返っていきます。
2023年 秋季石川県大会
優 勝 星稜
準優勝 日本航空石川
第3位 小松大谷
第4位 金沢学院大学附属
ベスト8 金沢商業
輪島
遊学館
金沢
■決勝(延長11回タイブレーク)
星稜6-5日本航空石川
■第3代表決定戦
小松大谷4-2金沢学院大学附属
■準決勝
日本航空石川3-2小松大谷
星稜5-3金沢学院大学附属
■準々決勝
小松大谷7-0金沢商業(8回コールド)
日本航空石川6-1輪島
金沢学院大学附属11-4遊学館(7回コールド)
星稜8-1金沢(7回コールド)
2023年 石川県一年生大会
優 勝 星稜
準優勝 小松大谷
第3位 金沢
第3位 日本航空石川
ベスト8 小松
大聖寺実業・小松市立
羽咋工業
門前
■決勝
星稜3-2小松大谷
■準決勝
小松大谷6-1金沢
星稜4-1日本航空石川
■準々決勝
金沢10-1小松(7回コールド)
小松大谷7-0大聖寺実業・小松市立(7回コールド)
星稜6-5羽咋工業(延長10回タイブレーク)
日本航空石川7-5門前
2024年 春季石川県大会
優 勝 星稜
準優勝 日本航空石川
第3位 小松大谷
第3位 金沢学院大学附属
ベスト8 小松商業
金沢市立工業
遊学館
金沢
■決勝
星稜3-0日本航空石川
■準決勝
星稜2-1小松大谷(延長10回タイブレーク)
日本航空石川4-3金沢学院大学附属
■準々決勝
星稜8-5小松商業
小松大谷10-0金沢市立工業(5回コールド)
金沢学院大学附属3-2遊学館
日本航空石川7-6金沢(延長11回タイブレーク)
今大会の展望
一年生大会を除けば、ベスト4の顔ぶれは変わらず。
星稜、日本航空石川、小松大谷、金沢学院大学附属の4校が中心となるだろう。
昨秋の新チーム発足以来、星稜は石川県内で無敗。
秋の北信越大会を制し、各地区の代表校が揃う”明治神宮野球大会”も制し、センバツでは堂々のベスト4入り。
春の北信越大会では持ち味である”守備”が乱れ、まさかの準決勝敗退。
しかし、ケガ人が出てもカバーできる層の厚さ、絶対的エース”佐宗翼”の存在が大きく、優勝候補の大本命であることに変わりはない。
日本航空石川は星稜以外には県内で負けなし。
センバツで強豪常総学院に接戦の末敗れるも、全国の舞台でも戦える強さを見せつけた。
懸念点としては、低反発バットの影響を受けており、得点力不足は否めない。
自慢の二年生投手陣(猶明光絆・長井孝誠・蜂谷逞生)がどれだけ相手打線を抑えるかが鍵を握るだろう。
秋は星稜にコールド負けしたものの、春は日本航空石川に延長タイブレークまでもつれ込む接戦を演じ、この2校に追う形となるのが秋、春ベスト8の金沢だ。
2011年に剛腕・釜田佳直(楽天イーグルス)を擁して選手権ベスト16に進出して以来、甲子園から遠ざかっている。
春は打線がかなり良いように見えたので、投打がしっかり嚙み合えば頂点も狙える。
また、プロ注目の大型遊撃手”齋藤大翔”の攻守での活躍に注目が集まる。
小松大谷は一冬超えて、投手力が上がっている。
特にエース”西川大智”は春季大会で星稜打線を自責点1に抑えており、注目の投手の一人。
夏までに打線がどれだけ強化されているかが鍵。
金沢学院大学附属は私学3強(星稜・日本航空石川・小松大谷)に接戦を演じており、初の甲子園出場に向けて注目が集まる。
有望な一年生”蔵並虎之介”が春からベンチ入りしており、彼の活躍にも注目。
夏には仕上げてくる遊学館。
新チーム以降はベスト8が最高。
投打の柱”野坂陸渡”、昨夏決勝で星稜を苦しめた二年生左腕”吉田成希”が本来の力を発揮できれば、上記5校を脅かす存在になるだろう。
公立高校で注目なのはやはり、星稜高校野球部総監督山下智茂さんがアドバイザーを務め、奇跡の大逆転(星稜9×-8小松大谷)の時の星稜高校主将・村中健哉さんが監督の門前。
春は初戦で星稜と対戦し、2-4の接戦で敗れている。
星稜中出身コンビの二年生左腕”石田煌峨”と攻守の要”山本健文”が面白い存在だ。
その他では、小松、小松明峰、小松商業の小松勢が私学を倒す可能性がありそうだ。
まとめ
本命:星稜
対抗:日本航空石川、金沢
次点:小松大谷、金沢学院大学附属、遊学館
大穴:門前