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テイクアウトして食べ物を食べる女の心境

最近始めたダイエットの為に、夜は300gの肉を食べるという生活をしている。

決して肉食女子になりたい訳ではない。
いや、なりたい願望はあるけど至って草食、いやむしろ絶食になりつつある今日この頃。

ま、私が何食人間かはさておき。

何の肉を食べてもよいけど、牛肉食べたら1番痩せたという友人の話を間に受け夜はひたすら牛肉を食べ続けている。

だがこの生活痩せるけど以外とお金がかかる。

さすがに毎日牛肉は無理なので、今日運動頑張ったなとか、今日甘い物沢山食べなかったなって時はご褒美に近くにあるステーキ屋さんにいって熱々の肉をテイクアウトをする。

タイトルにある話はこの時の話。

その場で食べればいいじゃんと思うが

「あいついい歳して1人で食べてるよ」

「1人で肉がっついてる女凄くねぇ?」

という声が聞こえてくる気がして(幻聴)どうも1人じゃ食べられない。

ま、誰もお前の事なんて見てねぇよって話は百も承知だけど。

だから買う時はひっそり買って、今日の私頑張って300gの肉買ったよぉー!という勝利の余韻に浸りながら誰の目も気にせず肉をがっついて食べたいのだ。

ただ、これだけ肉食べるぞ生活をしていると、ご褒美とはいえ何回もお店に行くわけで、最初はごはん付けますか?なんて聞いてきた店員は完全に私の顔を覚えて今じゃごはん付けますか?すら聞かれない常連さんになってしまった。

しかし、これが非常に困る。

もし店員と仲良くなりたいなら店内で食べているという話。

私は誰にも話かけられず、むしろ顔さえも覚えられずひっそりと買いたいのである(切なる願い)

あれは忘れもしない2015年、年末。

そのお店は毎月29日は肉が10%倍増になるという嬉しいシステムがある。

お店の思うツボだけど29日はつい肉を買いに行ってしまう。

ある日お店の前を通ると、1年の感謝を込めて30日も10%プラスしますと張り紙がしてあった。

こ、これは2日間行かねばと、私の爪の先に少しだけ残っている「勇気」を振り絞りお店にむかった29日(決戦初日)

無事肉をお買い上げして帰ろうとする私に厨房からわざわざ出てきた店員はこういったのだ。

「今年1年いつもありがとうございました!また来年もよろしくお願いします!」と…。

笑顔で送り出された私は思わず、

「あ…今年もありがとうございました…」

といって笑顔お店を後にしたのである。

お礼言われて物凄く嬉しいんだよ。

でも私は明日も肉を買いに来ようとしてるのだ。

遠距離恋愛の彼氏にアポ無しで「きちゃった♡」といえるような勇気のある女にはなれず、小心者の私は結局翌日お店に行く事が出来なかったのである。

そう私は年末に完全敗北したのだ。

あぁ…暫く常連感が無くなるまでどこを巡ろうか。

今年1番下らないが腹黒い私にとって最初の大問題なのである。

【今日の教え】
テイクアウトできるお店でイートインしない女はひっそりと買いたいのである(お店のマニュアルに記載希望)

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