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北海道 COVID-19 2024-44W定点分析・評価と45W予測および24-25冬季12th Surge早期警戒情報

北海道

定点 2024-44W
診断日 10/28~11/3
接触日 10/23~10/30頃

定点3.87
定点倍加・半減期 -8.6

予測定点2024-45W
診断日 11/4~11/10
接触日 10/30~11/7頃

45W定点予測値2.8~3.2

北海道は、34Wを極大として収束期にあるが、41~43Wに下げ止まりを示している。

北海道は、23年4月以降、Baselineが4~6と異常高値である。24秋季もBaselineは、定点3.0前後に留まるおそれがある。

北海道では、10月中旬には暖房地域が広がり始めるため、換気は低下してゆく。既にXECが検出されており12th Surgeの発現に警戒を要する。また43W以降、気温は例年並に低下する。

札幌市下水サーベイランス結果では、ウイルスRNA濃度、流域定点ともに43Wに急減し、24年最低値となった後、44Wに増加に転じている。

定点および変化率(休日補正あり)
定点44W警戒水準
定点および倍加・半減期(定点二週間異動平均より計算・休日補正あり)
定点および45W予測(休日補正あり)
定点45W予測警戒水準

北海道札幌市下水サーベイランス

2024/10/28~11/3採水(44W)
定点44W

札幌市下水ウイルスRNA濃度は、43Wを極小とし増加している

札幌市定点は、43Wを極小とし増加している

北海道では43W以降、気温が全域で例年並以下に下がり、終日暖房気温となった。45W以降、換気が著しく抑制される為、24-25冬季12th Surgeが成長する為の好適な条件となっている。

札幌市 下水流域RNA量と定点あたり報告数(医療機関あたり)休日補正なし
気象庁2週間気温予測

概況

北海道では、高いBaselineで11th Surgeの収束が終わった可能性が高い。北海道は、例年10月中下旬には夏季Surgeの収束が止まり冬季Surgeに移行する。故に北海道では、寒流である親潮の影響が強い道北、道東から12th Surgeが発現しつつある可能性が高い。
道南は、暖流である対馬海流の影響で冬季Surgeは遅れる傾向が強く、同じく道央も道東、道北にやや遅れる。
札幌市下水中ウイルスRNA濃度は、Baselineが測定開始来一貫して指数関数的増加を示しておりとくに岸田ドクトリン導入後の23年5月以降、その傾向が強い。
北海道では、岸田ドクトリンによる苛烈な医療抑制政策の影響とおもわれる下水中ウイルスRNA濃度と定点値の乖離が著しい。
北海道における定点値は、23年5月、24年4月以降、著しい過小評価である可能性がある。

凡例

公表数値は、すべて休日効果補正後である。

成長率による単純な定点の一週間先予測を併記。
目的は、定点の遅延時間を軽減する為。

全国←地域・都道府県
定点 2024-44W←定点集計週
診断日 10/28~11/3←定点集計区間
接触日 10/23~10/31頃←定点に現れる新規感染者の推定接触区間

定点8.80 ←定点医院あたりの週間報告数

定点倍加・半減期 -1W←定点二週間移動平均からの倍加・半減期

予測定点
2024-45W ←予測される定点区間
診断日 11/4~11/10←予測する定点集計区間
接触日 10/30~11/7頃←予測する定点に現れる新規感染者の推定接触区間

44W定点予測値 4~5
単純計算による予測値
前後は±20%


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