Boston Strong 2021(8)29勝19敗
どうも、bos-bosです。noteを始めた理由は、趣味の野球観戦を通して、感想や考えなどをまとめる習慣をつけたいから。なのに、さぼり気味ですし、うまく文章がまとまらないなど四苦八苦しています。BOSは良い試合をしているのですけど。さっそくいきます。
トロント・ブルージェイス戦(TOR/TDボールパーク)
5月18日 L 0-8 5月19日 W 7-3 5月20日 W 8-7 2勝1敗
・先発はEduardo Rodriguez(BOS)とリュヒョンジュン(TOR)と左腕同士のマッチアップ。先頭打者のMarcus SemienにFirst Pitchをいきなりヒットにされる。積極的にストイラクゾーンを責めてくるE-Rodに対して、今日のTOR打線は早いカウントから打ちに行く準備ができていました。そこをうまく打たせて取ることができればバッテリーの狙い通りでしたが、今日は相手が上回った試合でした。
今日のE-Rodは初球ストライク率が66%とキャリアベストを更新。しかし、TOR打線も26打席中16打席はその初球ストライクを打ちにいきました。
結果的には11安打を許しましたが、最低限の5回を投げ切って4失点。負け投手になったとはいえ、安打数だけをみるとノックアウトされてもおかしくないです。それでも毎回となる6奪三振を奪い、3回裏のピンチは併殺打で切り抜けるなどやりたいこともできていました。ほんの少し違えば、試合をもっとまとめられたのではないかと思います。
残念だったのは9番打者Danny Jansenに対して。前の試合でも2安打を放っていたとはいえ、この試合で3打数2安打を記録しても.143/.217/.262の数字でしかない打者に苦戦するのは心許ない。
第1打席のヒットは逆方向への打撃とナイスバッティングでしたが、第2打席は初球ストライクを取ったものの続く4球を見送られてあっさりと四球。1打席目が尾を引いたような投球でした。こここそ、攻めきってほしかった。
打線の方はヤンヒョンジュンに7回無四球7奪三振4安打と抑えられました。Alex Verdugoが2安打を放ち、Renfroeは良い当たりのシングル安打も。復帰したEnrique Hernandezもヒットを記録して一安心。
(第2戦の文章を誤って全消し。もう書く気力がないので割愛。)
・第3戦、初回から先発Nick Pivettaがつかまり2回で3失点、しかし3奪三振するなど、大崩れしないだろうと感じていました。2回に下位打線が2ストライクからつないで、Bobby Dalbecの3ラン本塁打。上位打線が更に繋いで5得点。3,4回と両チーム3者凡退。4回裏2三振で締めて、5回表に2アウト1,2塁で得点を挙げられず。5回裏、1四球2安打1失策で5対5の同点でPivettaにとって不運なイニング。さらに、6回裏2アウトでMichael ChavisがBogaertsの送球を捕れず(失策)など7対5。しかし、8回裏には似たようなプレーを今度はしっかりと成功させました。そして9回裏、DalbecとChavis(2ストライク)の下位打線2人が逆方向へのヒットでつなぎ、JD Martinezの逆転2ラン本塁打で逆転勝利。
フィラデルフィア・フィリーズ(PHI/フィラデルフィア)
5月21日 W 11-3 5月22日 W 4-3 5月23日 L 2-6 2勝1敗
・初戦はPHIのエースAaron Nolaとの対決。1回から2得点を挙げる。2回の3者三振など下位打線には完ぺきでしたが、3巡目となる5回に2アウトから Danny SantanaがBOS最初のゲームで初本塁打。2,3,4番で2得点。その後6,7,9回と得点を重ねて計11得点で快勝。上位打線が爆発した、BOSらしい勝ち方といえるでしょう。
・2戦目は相手先発がトッププロスペクトSpencer Howard。2回までに5奪三振とボールにキレがありましたが、3回に速球の球速が低下して、投手のNathan Eovaldiに四球を与えてしまい崩れた。この回だけで3つの四球があって、Rafeal Deversのタイムリー二塁打とXander Bogaertsの犠牲フライで2得点。どうやら、球速を維持できないのが課題とされていて、はっきり出た試合でした。しかし、良い攻撃だったとは言えない。次の回の先頭打者Bobby Dalbecに四球を許してPHIは投手交代を決断。出来れば、前の回に攻め切りたかったです。
2番手のRanger Suarezの前には打線は沈黙。4回にはワンヒットで1点を取られるなど、このまま終盤に行くと嫌な展開でしたが、6回投手交代の代わりBogaerts、Santanaがback-to-back(2者連続)本塁打で4-1になる。その後の下位打線がアウト3つを三振に抑える内容だっただけに、かなり大きな一発でした。Santanaが98マイルの速球をセンター左寄りの本塁打にした打席はかなり痺れました。直後の6回裏に本塁打で1点を奪われて、7回は3番手Phillip Valdezがピンチを作り、Darwinson Hernandezが押し出しの四球を献上するも2三振で火消し。Bryce Harperはこの日6-0、3三振(3球三振が2つ)とチャンスでも打てず試合の逆キーマンでしたね。
・3戦目はPHIの先発がZack Wheeler。3連勝を目指したい試合ですが好投手に対してBOSのスタメンはMartinez、Bogaerts、Verdugoと中軸の3人が外れる陣容。PHIもスタメンを入れ替え、Haperが休み。しかし、予想通りと言ったら失礼ですが、翻弄されるがまま7回98球12奪三振3と抑えられて、3安打のみ。一方でBOSの先発Rodriguezは4回で103球、3四死球4失点と今季ワーストピッチ。5回にアウトを獲れず1,2塁で降板。2番手沢村が3球三振(すべてスライダー)、3球でセンターフライ、3球三振(すべてスプリッター)と完ぺきな火消し。6回表に2アウト1,2塁のチャンスを作りベストヒッターRafeal Deversが三振。主力がいないBOS打線はCorderoが8回にWheelerから打球初速118.6マイル、474フィートの特大弾を放ったのみ。やっとCorderoに期待していた打撃をみせてくれました。E.HernendezがWheelerから2安打を記録。これで復帰後の6試合で24打数9安打打率.375。ケガの間が良い休みになったのかな。
Michael Chavisが降格しました
これは25日火曜日の話になりますが、Michael ChavisがトリプルAへと降格。おそらく、Christian Arroyoがケガから復帰するためのロスター枠確保の動きとのこと。PHIとの3連戦はスタメン起用がなかったので予想通りでした。
Chavisはここまで11試合で打率.273本塁1本で、三振13に対して四球0(三振率39.4四球率0%)。リードオフを任されたこともあったが、アプローチはやはり課題。メジャー定着には心もとないです。それでも逆方向の打撃を意識した打撃が目立ち、変化も感じさせてくれました(逆方向の打球が45%!)。
また、5月20日のTOR戦では、6回裏にBogaertsからの送球をキャッチすることが出来ないイージーなミスを犯してしまいました。それでも、9回裏には2ストライクと追い込まれながらも、ライト前ヒットを放ち、逆転劇を演出とミスを取り返す活躍に痺れました。Cora監督も称えるコメントをしていました。
“I’m glad he kept his head up today and kept grinding,” Red Sox manager Alex Cora said about Chavis.(massliveから引用)
私は英語に精通しているわけではありませんが、常に前向きに集中してプレーし続けていたという意味(おそらく)。課題もはっきりしていた一方で、エネルギッシュなプレーでチームに貢献してくれたChavisらしい言葉なのではないでしょうか。また、メジャーで会おう。
ブルペンチェック
先発投手陣が安定して5イニング以上を投げてくれるのが強み。RodriguezとPivettaは苦しんだ週だと思いますが、Perezは2試合連続勝ち投手と6イニング以上を記録。今週は打線の奮起もあってOttavino、Barnesの勝ちパターン2人が温存できました。5月22日の試合ではOttavinoが3者連続三振の好投。
起用法としてはアウェーゲームに強さを発揮するD.Hernandezが3連投と働き、2.2イニングを投げて無安打2四球6奪三振。
今季の失点はすべてホームゲームのみ。6イニングで9四球とあまりにも多くマウンドがあっていないのかと勘繰りたくもなります。なので、アウェーの連戦でどんどん使っていくのもありだと思います。
序列を上げつつあるValdezは2試合続けて失点中で四球の多さも気になるところです。澤村は2試合とも負けている展開で登板でしたが、23日の試合は見事な火消し。5月は6.2イニングを投げて12奪三振1与四球と良い状態です。調子を落としているMatt Andrieseは本来の役割であるロングリリーフ要員に。Garrett Whitlockと役割が変わりつつあるように感じます。
Austin BriceがDFAされました
そして、Danny Santanaのロスター入りに伴い、Austin BriceがDFAとなりました。今季12試合に登板して、防御率6.94。奪三振率が昨季の11.4から6.9へと低下、与四球率4.6とあっては致し方無いと思います。元々、DFAされやすい立場でもありました。一旦、9人ブルペンをやめることになったようです。
最後にデータを一つ。初球でストライクを取れた時と取れなかったときの違いを示したものです。赤く塗られたのが抑えていることを示し、逆に青が良く打たれていることを示しています。ぱっと見ただけでも違いが判ると思います。
おわりに
今週も地区首位を維持。と思っていたらレイズが絶好調で同率首位、今書いている25日には11連勝として、単独首位に躍り出ました。他のチームを気にしても勝てないのでほっときましょう。直接対決は6月下旬ぐらいです。
少なくとも40試合以上は首位の座を維持していたようですね↓↓
ヤンキースも6連勝中でゲーム差は0.5。中部地区首位のホワイトソックスをスイープと調子良く、こちらとは6月の頭にニューヨークで勝負します。それまでの日程はブレーブス2連戦、マーリンズ3連戦を共にホームで戦い、一度ヒューストンまで遠征してアストロズとの4連戦とタフな日程からヤンキース戦です。初対決が待ち遠しい。
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