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隅田川花火大会

7月の終わり、去年に続き隅田川花火大会を見に行った。今年は友達親子含めた、4家族(大人4人、小学生5人)で花火をみた。
本所吾妻橋駅近くから人の流れに沿って行くと何処かの橋の近くにたどりついた。かなりの人と警備員。

いよいよ始まり、木々の間から花火がみえた。「みなさん、指示に従い歩いて下さい」と拡声器から声がする。前方にはプラカードをもった警備員。○○班と、かいてある。知らない間に班わけされていた。この班の集団で、止まる、歩くを繰り返し花火をみた。
橋の上までいくと本当によくみえた。
1時間ちょっと前までは、友達と待ち合わせた墨田公園にたどり着かなくて、どうしようかと凹んでいたが、花火が欠けることなく見えて満足。


そのまま誘導され歩き、いつのまにか橋を渡り終えた。プラカードを持った誘導員はいなくなったが、多くの警備員に見守られ、一方通行で戻ることはできない。ぞろぞろ道を歩いてると、スカイツリーと今度は第2会場から上がる花火が見えた。見ながら歩いているうちに駅からどんどん離れる。途中「救急車が通るので道を開けて下さい」と拡声器から聞こえ、どうしたどうしたと、左による。

子どもの水筒の水も私のペットボトルも空で、自販機を探す。ようやく探した自販機近くには、たくさんの人がレジャーシートの上に座り、打ち上がる花火を見てる。私は花火を見るより水を買いたい。ようやく買って飲んでまた歩き、少しづつ喧騒から遠ざかる。

「ねえ、そろそろ帰りたいよね、ここどこ?どこが最寄り駅?」
右向いに「浅草病院」の看板が赤くひかってるから浅草だろうか。友達に問いかけながらグーグル現在地で調べると、最寄り駅は「南千住駅」だった。うそでしょ?

しかし嘘ではなく、交差点に立つ警備員に聞いてもそのような答えで仕方なく南千住駅(グーグルによるとその地点から30分ぐらい)向かって歩く。途中ビルの合間から花火がみえて、そのようなところには人がいた。地元の人なんだろう。こうちゃんはテレビのバス旅気分みたいで、やたらげんきだった。

花火はもう見なくていいのに、よくみえる道にたどり着いた。

スカイツリーと花火。もう見なくていいとおもったのに、綺麗と見てしまう。
ここもやはり、地元の人しか知らない穴場なんじゃないかとおもう。
ここから更に歩き、ようやく駅にたどり着き電車を乗り継ぎ最寄り駅に戻れた。自宅に着いたのは9時40分ぐらいで十分おそかったが、友人には、もし浅草や本所吾妻橋駅を利用したら中々電車に乗れず帰れなかったかもしれない、といわれた。だから警備員が誘導するのは人を分散させるためで、考えられてのことだと感心したようにいっていた。

大人になってから隅田川花火大会の行列に入るとは思わなかった。私はこどもを持ってからの「はじめて」は結構多い。


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バジル
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