多数派の裏側に
自治体によっては、コロナ渦で成人式が中止になったそうだ。今朝の情報番組でみた。
番組では、出席できないのは残念だが晴れ着だけでも着たいと、母の振袖を着て写真を撮ってもらう女性がでていた。付添いの母親も感無量のよう。
このような女性は幸せだと思う。
成人式に出られない、友達と再会し、晴れ着で写真におさまることができない寂しさはあると思うが、その寂しさを共有できる仲間がいれば、それは過去としていつか胸に収まるものだと思う。
収まりつかなければ、同じ思いを抱える友達といつか成人式リベンジ会をやるのはどうか。
ちょっとおしゃれして。ホテルの一室に集まり、さながら同窓会風に。
A子「あの時は大変だったよね」
B男「でも、また皆で会えて良かったよな。そういや、D男覚えてる?あいつ結婚するって」
C子「え!中学の時はE子と付き合ってたよね?」
...などとマスクなしで大人になった顔で今を過去にして語れたらいいと思う。
私は成人式に出席しなかった。したいと思えなかった。それは20年も前のことだけど、未だに成人式のニュースをみると心がざわつく。
そして今年の中止のニュースをみて思った。
本当に皆が残念だと思っているのか。中には言えないだけで、ホッとしている人もいるんじゃないかな。
それは成人式に限らず修学旅行や運動会、学校行事全般にもいえることだけど。
中止で残念、できなくて残念、でも代わりに工夫して何かを実行したなど、多数の声を聞くのも大事だが、そうでない子どもたち、20歳の声も世に届けてほしいと思う。
( ↑このような意見が以前、新聞の読者投稿欄にもあった!不登校の子を持つ母からで、私も同感でした)
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