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オフシーズン進捗 球団売却の話【MIN】

暦の上では春を迎えるという事で野球への熱も高まってきたこの頃。相も変わらずトランザクションは止まったままですが、色々気になる所があるので自分自身の整理のためにまとめてみたいと思います。


開幕前には球団売却完了か?

左:ジャスティン 右:マット

2024年12月、NBAフェニックス・サンズなどの少数株主であるJustin Ishbiaとその弟であり同チーム筆頭オーナーのMat Ishbiaが、ミネソタ・ツインズの購入に興味を示しているとの報道がありました。これは40年以上もの間ツインズの資本を担っていたPohlad家が球団売却の意思を発表した約2ヶ月後の出来事でした。売却の意思が伝えられた当初、売却完了は2025年シーズン終了後になる可能性が指摘されていましたが、今年1月の最新記事では開幕前に売却が完了する可能性が報道されています。

We’ve been pleased with the level of interest, not surprisingly,” the source said. “The goal is to pick a winner before Opening Day.

「驚きでは無いが関心の高さに満足している」と情報筋は語った。「目標は開幕までに勝者を決める事だ」

前述のイシュビア兄弟の他にも、関心の高い複数の潜在的な買い手がいることを想わせる情報です。またツインズの売却は"完全な売却"であり、所有権が争われ仲裁にまで発展したNBAミネソタ・ティンバーウルブズとは異なると同記事内で言及されています。

マウアーがオーナーグループの一員になるかも

1月24日、Randy Mimsという人物についての長い長い記事がESPNで公開されました。LeBron Jamesの腹心である彼が22年間に渡って築いた功績について綴られた記事なのですが、ツインズに関する重大な情報がサラッと含まれていることが話題になりました。

Minutes after Fitzgerald leaves, Justin Ishbia -- the brother of Suns owner Mat Ishbia -- approaches. He says he is interested in purchasing the Minnesota Twins and wants to line up some famous Minneapolis sports figures to be involved in the ownership group.
They start brainstorming: Justin Jefferson, Kevin Garnett, Cris Carter, Love, Dave Winfield, Joe Mauer, Randy Moss, Robert Smith. Mims says he will get Ishbia in touch with Garnett, or "Ticket" as he calls him. He and Garnett share a mutual close friend in Lue.

フェニックスでミムスと接触したイシュビアは、著名なミネソタのスポーツ関係者たちをツインズのオーナーグループに並べる計画を話したそうです。
その中にはJoe Mauer、Kevin Garnettなどのミネソタスポーツ界のレジェンドオブレジェンドを含む、MLB・NBA・NFLの選手・元選手の名前が含まれていました。ミムスはさまざまな関係を取り持つことに優れていて、その人脈を活かしてイシュビアとガーネットを接続したようです。
ジャスティンがこの計画をどれほどシリアスに進めているのか分かりませんが、弟のマットは自身の所有するフェニックス・サンズ/マーキュリーで猛烈にアクティブな動きを見せ続けているようです。
販売する飲食物を全て2ドルにしてみたり、史上初めて下部リーグの試合をテレビ放送してみたり、地域住民にHDMIケーブルを配ってみたり…といった具合に。

マットはチーム運営にも関わりが強いようで、トレード等あまりの思い切りの良さについていけないファンもいるようです。ジャスティンの方がなんだか柔らかい顔つきをしているように見えるので、良い具合のバランスでやって欲しいところです。

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