初決算に伴う調整

早いもので1期目が終了です。あっと言う間の1年間でしたが、そこそこやれたんじゃないかな?と思っています。

さて決算ですが、先輩経営者が口を揃えて「今月は決算だから大変だ・・・」なんて言っていたので、どんなに大変なんだろう?と戦々恐々としていましたが、なんだか拍子抜け。

これに備えて、税理士先生と契約してからなのかもしれませんが、ここ3ヶ月(9月、10月、11月)と、仕訳の方法を少しだけオンラインで指導頂いた程度、特にこれと言ったこともなく終了してしまいました(正確には、これから税理士先生にいろいろと書類を作っていただくのですが)。

1点アドバイス頂いて、とてもよかったと思った点を書いておきます。

それというのは、売上額の調整。私は不勉強で全く知らなかったのですが、1年間の売上が1,000万円に満たない場合、翌々年の消費税は収めなくてよいのだそうです。つまり、毎年の売上が1,000万円に満たないのであれば、生涯に渡って消費税を収めなくてよいのだそうです。

消費税は10%ですから、1,000万円だと100万円を収めなくてはなりませんが、999万円の売上であれば1円も収めなくて良いのです。これは大きいです。

私の場合は、まず顧問先から交通費や宿泊費を頂いています。これをずっと売上として計上していたのですが、税理士先生からのアドバイスで、すべてを立替金に振り替えました。私の交通費は飛行機やホテル滞在などを伴うため、年間にすれば100万円近くなります。

さらに期末に行った大きなお仕事を、先方にお願いして少し伸ばしてもらい翌期(12月)の請求に変更してもらいました。

これらを行うことで、1、000万円にギリギリ達しないところで売上を確定し、前述の特例を認めてもらえる形にしました。

もちろん、こんなことを気にしなくてもいいくらいの売上があれば、なんの問題もないのですが、もし少しばかりの調整をすることで特例を受けられるようであれば、ぜひ検討してみたほうが良いと思います。

売上はこれで確定なのですが、では利益はどうするか?
こちらも税理士先生に確認したところ、概ね以下が納税額になるそうです。言い換えれば、この金額が払えないと「赤字」になるということ。

 税引前利益×30%+7万円

上記は”ざっくり”なので、最低でも30万円程度の税前利益を確保しないと「赤字」になってしまう可能性があるとのことでした。
これまた言い換えれば、「利益を望まないのであれば、税前利益が30万円になるまでは経費で使ってしまったほうが良い」とも言えます。

もちろん法人の使命に納税による社会貢献もありますので、やりすぎは良くないと思いますが、世の中はこういう考え方で回ってるんだなあということを改めて知った次第です。


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