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ばやしのラッシュデュエル調整録

どうも、ばやしです。
今回はラッシュデュエルのACS東京に参加してきたので、それまでの過程などについて書いていこうと思います。


0.はじめに

ラッシュデュエルでは初めましての方が多いと思うので簡単に自己紹介をば

HN.ばやし

経歴
デュエルマスターズ
公認CS
🥇×4 🥈×7 🥉×6 ベスト4×1 ベスト8×8

DMGP2024 1st-day2
ベスト16

ラッシュデュエル歴
4ヶ月

好きなカード
花牙クノイチエトランゼ

こんなもんですかね

今回ACS東京に参加するきっかけとなったのがにるなくん(@NiruNa_uz)です。
まあ詳しいところは省きますが

に「ラッシュしようぜ!」
ば「いいぜ」

ば「おもろいな、これ」
に「ACS出ようや」
ば「おk」


こんな感じです。まんまと沼に嵌められました👍
当日も彼とタッグで参加してきました

元々ラッシュデュエル自体の存在は知っていて最初期に少し触ってはいました。インフレが進んでもちゃんとゲームになるんだなぁ、と心底感動した記憶があります。

1.事前環境考察

1-1. 10月制限前環境

ACS東京の前には10月次の制限改定がありました。
改定前の北海道会場、改定直後の宮城会場。それぞれの結果と母数等を確認しましょう。

改定前(北海道会場)

上記Xより引用

改定前の環境は七宝ガイアとショッカーの2強環境でした。
『コスモス姫のお戯れ』でのボードの取り合いをメインに、ガイア側は『七宝神 良財』着地でボードを守りつつガイアの直攻でテンポをとる。ショッカー側は潤沢なリソースを使いながら罠を構え、『サイコショッカー・アンプリファイド』や『鋼機神ミラーイノベーター』でボードを詰めていく。
こんな感じだなと思います。

踏まえて制限改定を見ていきましょう

yu-gi-oh.jpより引用

2強環境のどちらもにテコ入れが入る形となりました。

七宝ガイアからはバック守りの良財、ショッカーからはリソース源のインスペクターが制限。また、環境を定義していた処理札であるコスモス姫も制限となりました。

1-2.10月制限後環境

上位デッキやパワーカードに大幅なテコ入れがありガラッと環境が変わると予想しました。
当時作った環境予想表を載せておきます。

※個人の感想です※

tier1から
1つ目はベリーフレッシュ。今までコスモス姫で崩されていた盤面が崩されにくくなったことで継戦能力が向上。元々高かった安定性に継戦能力と盤面維持がしやすくなりました。
『ベリーフレッシュ・シャイ』によるデバフと『ベリーフレッシュ・スイミング』での除去を構え、大抵のデッキを正面から崩すアンフェアデッキです。改定による間接的な強化になりました。

2つ目はドラゴンフュージョン。こちらも同様で今までも一定数いたデッキタイプではあるのですが、制限改定によっての実質的な強化を受けたと思います。また、ベリーフレッシュに対して『トライブミラードラゴン』の打点がちょうど処理し切れるラインなので対抗馬として予想。

次にtier2
1つ目はHERO。これは母数枠での予想です。HEROストラクで復帰する人が多かったようで最近のラッシュデュエルの盛り上がりはこれに大きく起因しているものだと思います。またテーマとしての完成度が高くデッキパワーも申し分ないためこの位置になります。

2つ目はセレブローズ。大変人気の高いテーマで『セレブローズ・ウォーロック』の制限後も一定数母数を維持していました。また連続フュージョンでの打点形成連パン性能、ウォーロックにアクセス出来た時のデッキの回転率が高いのでこの位置となります。

3つ目はアビスカイト。こちらはミラクルガールズのデッキとなります。打点形成能力が非常に高く平均的に4000↑の高スタッツで殴りにいけるテーマです。また『強欲で謙虚な壺』の収録もあり大幅に強化が入りました。懸念点であった事故を改善できベリーフレッシュに対しても強く出れるためこの位置になります。

最後にtier3

1つ目は7軸GS。制限改定で『七宝神 良財』が制限となり大幅にデッキパワーが低下しましたが『バイクリボット』の登場により展開力が強化。七宝神を使わずとも上級が複数体並べられるようになりました。シンプルにデッキパワーが高い。しかし良財が抜けた穴はとても大きいためこの位置になります。

2つ目は光ギャラクシー。言わずもがなな主人公テーマ。短いスパンで強化が来るのでデッキとしての選択肢に長けるテーマ。『プライムドワーフ』での超融合や各種ライナックでの多様な攻め手が取れるのがとても優秀です。

3つ目は闇魔。改定で『黒曜の魔導兵』が準制限に復帰し、デッキとして成立するように。青天井の打点での攻撃で1キル性能が非常に高いです。魔導兵のみが確定枠なのでカスタム性が高いのも良い点です。


以上が改定直後の環境デッキ考察となります。
これを踏まえてACS宮城の結果を見ていきましょう。

上記Xより引用


🍓大ベリーフレッシュ時代到来🍓

予想通りというか予想以上というか。
ベリーフレッシュがありえないくらい強いです。

目立って意外だったのが7GSです。『邪影ダークルーカー』でのバック除去とライフバーン、『天堂始終の面妖姫』でライフレースを有利に進めて、多くのデッキに平均的に強く出れていました。

ベリーフレッシュに勝つ、もしくは他のデッキへの勝率を高めるというのが明確なデッキ選択の差分だと感じました。
具体的にはベリーに7-8割。または他全体的に6割のイメージです。


2.使用デッキ候補

宮城会場の結果を踏まえ、当日使用するデッキの候補を3つまで絞り込みました。

・ベリーフレッシュ
言わずもがな環境トップ。純粋なデッキパワーが段違いなのだが、10月の新弾で『強欲で謙虚な壺』を獲得しさらにリソース獲得能力が向上。強力な妨害とリソース、打点形成能力と継戦能力。全てが高水準です。


7軸GS
ベリー以外に対して強く出れるデッキ。『清浄の蛇姫』のボートデバフで大型も処理可能。カードパワー平均値が高いので雑に押し切れるのがかなり強い。

青眼
ベリーに勝つためのデッキ。『青眼の激煌龍』でのボード破壊や平均打点の高さで無理矢理突破可能。『レジェンドマジシャン』『レジェンドストライク』のパッケージで半永続的にリソースを伸ばしバック破壊まで。『青眼の白龍』が絡むか否かで出力が大幅に変わってくるのがネックではあるが、対ベリーに対して強く出れるので評価見直し。


この時点での勝率等を記します。

ベリーフレッシュ
7GS 7割
青眼 3.5割
その他 平均5割以上

7GS
ベリーフレッシュ 3割
青眼 5割
その他 平均6割以上

青眼
ベリーフレッシュ 6.5割
7GS 5割
その他 平均2.5割以上

いちばん強いベリー
それに勝てる青眼
他にめちゃくちゃ強い7GS

構図としてはこのような感じです。
ベリーフレッシュをどこまでウェイト高く見て考えるかが肝になっていました。


3.当日使用デッキ

10/27
ACS当日持ち込んだのは『ベリーフレッシュ』です。

各カードの解説に移ります。

<メインデッキ>

ベリーフレッシュキュア
ほぼノーコストパンプ札。インコやコストで落としたスイミングやガーデンを回収出来ます。3枚。

ベリーフレッシュシャイ
盤面デバフ。相手の打点を無理矢理超えたりできるようになるのでとうぜんながら3枚採用。先に立てて『イチゴ一会』で処理しつつ展開まで繋げられます。

ベリーフレッシュハピネスハーベスト
フィニッシャー。単体で打点がら3100まで上昇するのでミラーや他の対面の強固な盤面を無理矢理突破することが可能。3枚。

ベリーフレッシュプレジャー
小型枠として採用。打点上昇に加え、表示形式変更でリーサルを作れるカード。切るカードに制限がないことが優秀。3枚採用。

ベリーフレッシュリッチ
ルーター。水族共通ステータスを捨てることで2ドローができ、デッキの回転率をあげてくれる1枚。自身が盤面に残り続けてしまうので砕けるカードを抱えながらプレイするのが安全。とはいえ優秀なので3枚。

風帝ライザー
モンスターレジェンド枠。ステータスで突破出来ないカードやバックなどを処理する最強カード。

純真のファドロニール
初動枠。相手にもドローを与えてしまうが後手や2t以降なら実質デメリットなしで運用可能。3枚。

ケミスペットインコ
初動枠。このデッキで1番強い初動で、盤面0ならカードが増えます。ベリーフレッシュモンスターがなければゴミになるリスクはありますが、引かないことの方が珍しいので3枚。

ベリーフレッシュガーデン
フィールド魔法。ベリーフレッシュ版『摩天楼スカイスクレイパー』 ミラーだと設置することが裏目になるのでタイミングは要注意。

オーバーラッシュストーム
汎用バック除去。効果の特性上墓地にモンスターが溜まりやすいので問題なく運用できると考え採用。シャイやリッチ、ハーベストなどをデッキに戻す役割もある。山下送りなので『サンセットリバース』の除去体制を無視して処理が可能。3枚。

イチゴ一会
捲り兼展開札。強謙との相性が悪いので枚数は抑えめ。特殊召喚が出来なくても盤面を砕けるのがナイス。

天使のもろこし
最強ドローソース。ふざけた名前をしてますが本家と同じくらい強いです。いらないカードをデッキに戻せるのでかさばったスイミングを戻したり使わないタイミングでのバック除去など戻し、より強固な盤面を形成できます。3枚。

ブラックホール
魔法レジェンド枠。捲り札。純粋な全体除去。打点で越えられない『FGD』などを無理矢理超えるためのカードです。

強欲で謙虚な壺
真レジェンドで追加されたリソースカード。OCGと効果変わらずに3枚使えるバグ。使用ターンに特殊召喚ができなくなるのでイチゴ一会との噛み合いが悪く感じますが、もろこしでデッキに戻すことができるので無問題。3枚。

ベリーフレッシュスイミング
テーマ罠。キュアで回収出来るので使い回しが可能。ステータス参照の全体除去なので除去範囲が広く、フュージョンやマキシマムに対してもシャイのデバフと併せて除去出来るアンフェアカード。ミラーで腐るので2枚採用。

聖なるバリア-ミラーフォース-
罠レジェンド枠。攻撃対抗で返しターンのキルまで作れるカード。受けで使うより、攻め手で押すための採用。

トラディショナルタックス
環境読みの罠。ミラーや7GSに対してリソースを削るカード。強気のメイン採用です。刺さらない対面でもコストで切れるので問題ないと判断しました。2枚。


<サイドデッキ>
ペンギンソルジャージ
ベリー対面での捲り札。バウンスなので次の相手の行動を縛ることも可能。かさばるとゴミになるので2枚。

人造人間サイコショッカー
モンスターレジェンド入れ替え枠。先置きで相手のシェイディーをケアすることの出来る捲り札。罠が強いテーマに対しての回答になります。

マッドレアアクアエラ
下級入れ替え枠。ミラーでシャイを弾いた後のボード処理やライフ詰めのために採用。また7GSなどで採用されている『天堂始終の面妖姫』に対しての回答として用意。3枚。

シードラゴンナイト
イメージとしては下級で汎用の枠埋め。オーバーラッシュストームの4枚目以降としての採用。バックケアしながら動き始めることができるのでとても優秀。2枚。

イチゴ一会
ミラーでの処理兼展開を考え2戦目から増量出来るように採用。

救惺望御
勝ちを作るための罠。攻撃制限をかけることによって返しのターンに勝てるようにするための採用。不利対面の青眼やミラー意識での採用。タックスとスイミングで入れ替え枠として3枚。

ベリーフレッシュスイミング
ベリー以外の対面でなるべく構えられるように増量枠。

魔法の筒
罠レジェンド入れ替え枠。2本目以降は制限時間との戦いだもあるためキルを大幅に短縮したりエキストラターンでの回答として採用。


<エクストラ>
全部飾りです。


ここからは持ち込んだ理由と構築の特徴的な部分についてです。
今回ベリーフレッシュを選択したのは一番デッキとしてのパワーが高く、イベント熱量如何に関わらず安定した勝率が出せるからです。青眼は結局のところベリーメタであり他の対面での勝率が安定せず、7GSは表示形式変更を多用するようになってきたためルーカー横置きからの負け筋がとても太く、1度テンポを取られてしまうと捲るのが非常に困難であると判断し今回は候補から外しました。
迷ったらtier1を使え、という今までの経験もありますね。

構築での特徴的な部分が『トラディショナルタックス』のメインから採用です。予想でもあげたようにこの環境はドローが多い環境と言えます。基本的にサイドから採用されることが多いこのカードですが、このゲームの歴がとても浅く練度自体も不安が残るため「練度の穴を埋め、見えるだけで相手に圧をかけられるカード」としての採用です。
純粋にリソースを削るカードなのですが、見えるだけで2戦目以降の相手の思考が読みやすくなります。特にミラーで1本目からタックスが見えると2本目からはリソースカードを削り気味にします。見えるだけで相手の次のリソースを削ることになります。相手の思考を型にはめるのとができます。

サイドの救惺望御の採用はミラーでの時間短縮も兼ねています。ベリーミラーで特徴的な展開と言えば『ベリーフレッシュガーデン』を貼るタイミングです。リーサルが見えないタイミングでのガーデンは返しのターンでの相手のリーサルになります。ミラーで腐る札が多くなるのは良くないな、と思い、先貼りでも強く出れる動きをサイドから入れれるように採用しました。
ガーデン先貼りでライフを詰めて残りのライフが4200以上であれば救惺望御でハーベストでのリーサルが無くなるのでその返しでリーサルとなります。基本ガーデン先貼りはご法度なのですが、正当化をできる攻め方であり確実に生き残ることがこのデッキに合っていると思い採用しました。


3.当日結果

1戦目 青眼 ○○ t △

2戦目 ベリー‪✕‬‪✕‬ t‪ ✕‬

3戦目闇ギャラクシー ○○ t ○

4戦目ヴォルカライズ ○○ t ○

5戦目 ベリー ○‪✕‬○ t △

6戦目 ドラフュー‪✕‬○‪✕‬ t △

チーム戦績 2-1-3
個人戦績 9-5
最終順位 36位


完走出来ました✌️
当日は事前予想通りベリーが多い環境で、それをメタる青眼が多いように感じました。

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