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保育園が小学校受験に向いていると思った理由

こんにちは、華子です。

娘は0歳の時から保育園通いです。
7時半~18時まで保育園で過ごしています。


「小学校受験なら幼稚園いくべし」という話。ネットでは良く見かけますが、実際のところどうなんでしょう。

目指す学校や子どもの状況によっては、幼稚園の方が有利、などあるのかもしれませんが、私は保育園がディスアドバンテージになった感覚はありませんでした。

むしろ「保育園で本当に良かった!」と思うことが沢山ありました。


■母子分離

はい、言うまでもなく母子分離です。
分離も分離、0歳の時から母親の元を離れています。初めての預かり保育の日のことはよく覚えています。あの日泣き叫んでた娘の顔は一生忘れることはないでしょう。


■意思を尊重してくれたこと


保育園では、子どもを型にはめようとせず、のびのびとすごしていました。
そのため娘は、大人の顔色を窺うようなことをしません。お友達も、すごくあっさりしてるというか。
自分を受け入れてもらえる経験があるからこそ、精神的に自立し、他者を大切に出来るようになるのではないかと思っています。
その意味では保育園で自分を否定されることなく、意思を尊重してもらえる経験は非常に貴重だと感じました。


■沢山の先生と関わること

生まれた時は「私が子どもにすべてを教えなきゃ」と意気込んでいました。
保育園では、担任の先生以外にも様々な先生と関わる機会が多かったです。

その環境ですごしていくうちに、
「子育ての責任者は親。でもすべてのことを教える必要はない。たくさんの人の手を借りて育てれば良い。」
そう考えられるようになりました。娘も、親の考えに偏らない、色んな考え方を身に付けてくれたように感じています。

そもそも親だって30〜40年程度しか生きてないのです。その少ない人生経験だけで子どもを育てようなどと思わなくていいんです。


■自分のことは自分でやる

お受験で求められる自立。
保育園では、幼い頃から自分のことは自分でやってきました。
例えば、未就園児の頃からすでに自分で脱いだ服を畳んで袋に入れリュックに戻す、ということを毎日していました。
他にもあげたらキリがありませんが、同い年のお友達から得られる刺激の大きさを何度も実感しました。

生活面は保育園生活だからこそ身につきました。


■長時間集中できる


家だと誘惑が沢山あります。
ずっと同じ遊びをし続けるのは、親も限界が訪れてます(よね…?)

保育園は自由時間が長いです。
公園には一緒にいくけど、基本的には自由遊び。
お部屋でもみんなで一斉に同じことをする機会は少ないです。
これをデメリットだと言う人もいますが、私はメリットだと思います。

誰にも何にも邪魔されずに、自由なアイディアで好きなだけ取り組めるのは、子どもの集中力や発達をしっかり促してくれるものだと感じました。
子どもの心身の発達にとても良かったと思います。

お受験では、決められた手順で時間内に工作などをする必要があります。
その対策は保育園に求めるものではありません。そのための幼児教室と考え、お教室に通っていました。
娘は、幼児教室で工作や絵の描き方を教えてもらうことが新しい刺激となったようで、お教室通いも楽しく出来ました。


■お受験するお友達がいなかったこと

保育園ではお受験するお友達がいなかったため、変な競争やマウント合戦もありませんでした。おかげで保育園は穏やかに過ごせる空間として娘も保育園が一層好きになったようでした。


■唯一の懸念点

娘は年少のころから、お友達が間違えそうになると、細かく直してあげようとする性格でした。それがきっかけに喧嘩になることも。
その度に先生から「お友達は自分で考えてやりたいし、人によってやり方は違うんだよ。だからお手伝いしなくていいんだよ」と何度も何度も教わってきました。(とても素敵な考え方で私は好きですが…)

この影響は行動観察に顕著に現れます。自分は指示通りできるけど、指示間違いをしている子をサポートできなかったり、アイディア出しをするリーダーシップ気質は発揮できませんでした。
この点は最後までずっと頭を悩ませました。


■チームで子育て

「保育園でも小学校受験できます!」
だけで終わらずにもう一言だけ。

保育園の方針に共感し、一緒に育てるチームとして幼児期を過ごしていくことが、小学校受験、ひいては子どもの成長に寄与していくと思います。

小学校はどこも共通して、家庭と学校の両輪での教育を行っています。それは保育園と家庭でも同じ。

先生と信頼関係を築き子育てををしていくことを大切にしてほしいなと思います。


■子どもよりむしろ…

保育園ということは、両親共働きだったり保育要件を満たすご家庭かと思います。
子どもは保育園でも問題なく育っていきますが、ネックになるのはむしろ親の方かもしれません。

どうやって小学校受験(=お教室通い)を乗り越え、ゆくゆく小学校に通わせていくのか…。

小学校受験は子どもにも親にもかなりの負担になります。途中で挫折する可能性は大いにあります。私も何度も挫けそうになりました…。
ほんとに、ほんとに大変です!!軽い気持ちでいくと大変な目にあいます…

「なぜ小学校受験をしたいのか」という理由を明確にして、そのためにどうやっていくのか、変わることを前向きにとらえて、受験生活を乗り切ってほしいです。

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華子@小受日記
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