お受験とテレビの時間

こんにちは、華子です。

小学校受験をするにあたって、テレビを一切やめているといった話はよく聞きます。

生まれたときからテレビもスマホも触らせてません！デジタルデトックスしてます！という子育てに憧れましたが、私には到底無理でした。
私にとってスマホやテレビはただのデジタルデバイスではありません。子育ての心強い相棒として沢山お世話になってきました。
小学校受験を始めたからといって即座に切り捨てられるものでもありませんでした。

我が家がテレビ（≒動画）にどのような気持ちで向き合っていたかのかお伝えしていきます。

「〇〇しないとテレビを見ちゃダメ」は絶対しない

「ペーパー10枚解くまで、（巧緻性の練習終わるで、〇〇するまで）テレビ見ちゃだめ」ということはしませんでした。

なぜかというと、何かを終わらせたご褒美としてテレビを見てしまうと、「その何か」が、嫌なもの、やりたくないけどやる、というマインドになってしまうと思ったからです。

「勉強」も前向きな気持ちで取り組んでほしい気持ちがありました。なので「勉強」が終わるまでテレビが見れないという状況を作り出すと、「勉強」を嫌いになってしまうのでは、と考えました。

我が家では、今日やることが出来るのなら、テレビを見るのはいつでもいい、というスタンスにしていました。
「先にペーパーやる？テレビ見る？」と聞き、だいたいテレビを先に見ることになっていたので、「7時くらいからペーパー始めようね」とかそういった声掛けをしていました。

「遊びが楽しいもの、勉強がやりたくないもの」という考え方は子どもより親が持つ思い込みかもしれません。

唯一厳密に決めていたことは、「就寝時間」です。
始めるまではあんなに嫌がっていたペーパー。いざ始めると、もっとやらせて！と言われることありませんか？
やる気を逃したくないものの、時間になったら終了していました。逆に、全然進まずに予定通りできなかったとしても、時間になったらやめていました。


テレビを見る時間を守るなら、勉強する時間も守ります。何事もダラダラやり続けるクセがつかないように心がけました。

思い返せば、私も独身の頃はダラダラ残業してました。残業からの終電まで飲み会。それはそれで楽しい思い出ではありますが、今は働き方改革の時代。定時で帰るけど成果は出す。ワーママの血が騒ぎます。ダラダラ残業クセを子どものころに身に付けてさせてはいけない。
時間で区切る分、集中して勉強する習慣を身に付けてほしい。そんな気持ちで取り組みました。

寝る間も惜しむような努力は、保育園児にはちょっとまだ早すぎますよね。

視聴していた動画について

教育テレビやアニメなど色々見ていました。一見勉強っぽくないことでも、子どもはテレビ番組からも沢山のことを学んでいるように感じました。

また、動画を見るときはスマホからでなく必ずテレビで見ています。
どのようなコンテンツを見ているのかはしっかり把握し、適齢期でない番組や、刺激が強い番組は見せないようにしていました。
特にYouTubeにあるような、画面転換が頻繁、高い声で早口でまくしたてるような動画、商品PR中心の動画などは、子どもの集中力が欠けやすく感じ、私も頭が痛くなるので見せていません。そしYouTubeの一番の難点は動画によって長さが違うことです。結果的に民放とNetflix中心に観ていました。



受験が終わった今も、娘は自分で時間を区切ってテレビを観ています。YouTubeも、どんなに長い動画でも途中で区切って終われるようになりました。

テレビを観ることで自分を制御できなくなることが問題であって、うまく活用できれば、息抜きにもなり、知識も身についていきます。
小学校受験でテレビがやめられないと悩んでいる方がいましたら、無理にやめようと頑張りすぎず、正しい距離感で付き合うという選択肢も良いのではないでしょうか。