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公立小出身両親が小学校受験を決めるまで

こんにちは、華子です。
我が家は一人娘の私立小学校受験を経て、春から新一年生になります。

まず、私たち夫婦の属性です。
 私:公立小、私立女子中高一貫、文系私大
 夫:地方公立小中高出身、文系私大

フルタイム共働きとして、娘は0歳児から保育園に通っています。

私も復帰当初は仕事と育児に熱く燃えるワーママとして必死に働いてましたが、気づけば完全にマミートラックを走っています。時々在宅あり。

夫は着実にキャリアアップの道を歩んでいますが、戦う文系営業サラリーマンです。在宅もあるけど、時間的に送迎などは出来ません。

要するに属性なし縁故なしコネなし、ごくごく普通の一般家庭です。

小学校受験を最初に考え始めたのは私です。
夫は乗り気ではありませんでした。
「俺の地元には塾もなかったけど、自分で努力して高校も大学も合格したよ。ましてや小学校受験なんて必要ないよ」
地方公立出身の強さは東京でぬくぬく育った私が語れるようなものではない凄みを感じます。

しかし娘は東京っ子。
東京のやり方で戦うしかない…!


私が小学校受験をしようと思い立った理由は簡単です。
保育園はいくつか見学して希望園を出せるのに、小学校は住む場所で自動的に決まってしまう。
ちゃんと小学校も能動的に比較検討して、納得いく進学をしたい!

保育園、まだ生後数ヶ月だった娘を抱きかかえながら沢山見学しました。可愛いかわいい生まれたての娘チャンを預けるのだから、保育方針も設備もちゃんと理解した上でお預けしたい!!

あれから数年。何も調べずに、決められた公立小に進んで良いのか迷いました。選択肢のひとつして、自分なりの情報収集を始めました。


■はじまり~各学校HPを見る~

最初に動き始めたときは、年少の時でした。
そもそも私立小学校がどれだけあるのかも全く分からなかったので、
「東京 私立小学校🔍」で検索し、校風、各学校の立地、アフタースクール開設、学費等を調べられる範囲で調べました。

まずは、名前をよく知る学校をまずは調べていきます。自分の知識にある、大学受験で目指した早慶GMARCHの附属校や、中学受験の高偏差値附属校です。
調べていくと、例えば、青山学院初等部は青山学院大学を目指すのとは訳が違う…?雙葉も、中学受験とは様子が違いそうだな…?
ということにすぐに気が付きました。(そんなレベルからのスタートでした。えぇ。)

私が持つ各学校に対するイメージは取り払って、イチから学びなおす必要性を感じました。

■挫折~私立小学校展~

イチから学校について調べ直そうと思い、そんな折に発見したのが、新宿で開催される「私立小学校展」でした。当時娘は年中です。
HPでの検索に限界を感じた私は、私立小学校展へ参加することに。
ここで私はお受験の深淵を垣間見ることになるのでした…。

いや、あのね、めーちゃくちゃ気軽な気持ちで申し込んだんです。だって合同説明会だし、私たちの良く知る就活の合同説明会も、結構みんなフランクに参加してましたよね?ね???

その日は、開催時間のちょっと後に到着するように行きました。
だって、こういうのって、あまり早い時間から並ぶとペナルティで最後尾に回されちゃったりするんじゃないんデスカ????(古のオタクの知識)

そうして会場に到着すると、そこにはすでに、ネイビーの洋服に身を包んだ人たちの長蛇の列……。

最初は正直、
全然違うイベントの行列だと思いました。
「ネイビー服」がお受験の標準装備だとも知らず、私はのんきに「そんなに固い洋服でこんな行列に並ぶなんて大変そう」ぐらいに思っていました……。

しかし、確かに、私の並ぶべき列は、このネイビー服のみなさまの最後尾であったのです。
白ブラウスに黒のチノパン、ロンシャン抱えた白スニーカーの私は色々と限界でした…。

そうして30分近くかけて入場できました。
私は自分の甘さを痛感しました。

目に飛び込んでくるのは
「パンフレット配布終了」
「整理券配布終了」

各学校のブースで真剣にメモを取り、
何かを質問する保護者のみなさま。


完全に場違いだ…。

もうどういいのか全然わからず、もらえるパンフレットだけはなんとか受け取り、呆然と岐路についたのでした…。

■再出発~学校見学会に娘と参加~

私立小学校展の熱気にあてられた私は、しばらくお受験のことは考えられなくなりました。
説明会だけで燃え尽き症候群になるとは…すごい世界だ…私には無理だ…。
公立小学校に進学させよう、そんな気持ちになっていました。

ただ、私立小学校展にて、とある学校の学校体験授業を受けられる、という掲示物をたまたま見つけていました。
せっかくだからと、お出かけ先の一つとして行ってみることにしました。
前回の反省をもとに、私は仕事用のかっちりスーツ、子どもには西松屋で買ったそれっぽい服を着せて参加します。


それが、すごく楽しかったんです………!!


娘はあの学校に行きたい!!とすっかり乗り気。

私自身も、子どもの興味を引き出すような体験授業の内容に感動し、学校の設備を見たり、学校の教育方針や理念を聞くことができ、私立小学校に通わせたい!!とあらためて思うようになりました。

興奮気味で帰宅し、娘の「楽しかった!!」の言葉を聞いて、全く興味のなかった夫も少し乗り気になってくれたのでした。


■夫の説得~幼児教室の先生~

受験するなら幼児教室に通った方がいいという私に対して、「5.6歳の子どもだから、家庭でできる範囲でやって受験したらいいよ」派の夫。
なんせ自分はノー塾で生きてきた男。わざわざ塾に通う必要ないという夫の言いたいことも分からなくもなくない。(分からない)

私がどんなに説得しても話が平行線になるのは目に見えていたので、「通うかどうかは、まずは一回幼児教室に体験に行って、そこから決めよう!」と提案し、幼児教室に家族で連れ立って参加しました。

そして、体験授業ではかなりのカルチャーショックを受けました。
保育園と全然違う……目が点になる私たちをよそに、娘は周りの子を真似しながら泣きもせずに一生懸命頑張っていました。

また、その時すでに新年長はとっくにスタートしていましたが、お教室の先生は呆れもせずに、私たちに小学校受験について丁寧に説明してくださいました。その先生の雰囲気がとても良く、話を聞いているうちに、夫も気づけば乗り気になっていました。
先生の冷静で客観的なご説明が、夫の気持ちを変えてくれたようです。(先生すごい…)

娘も「また行きたい!」と楽しんでくれていたので、お教室通いを始めました。

そうして本格的にお受験をスタート。
入試まで10カ月を切っての短期決戦がスタートしたのでした。

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華子@小受日記
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