怒りはポジティブパワーにも変えられる
一瞬だけちょっとムカっと来たり、身体が反応するほど心底頭にくることがあったり、と「怒り」ってけっこうあります。
怒りは、下手に外へ発散させると、物を壊したり、人を傷つけたり、また言葉で人を傷つけたり、と散々なことも多いですね。
怒りをぶちまけて後悔した経験のあるも多いのでは。
怒りのせいで、歴史上の悲劇も、また現代の悲劇もたくさんあります。
かといって、浄化しないでおくのもタチが悪いというか。
内に溜め込むと、今度は自分のバランスが崩れたり、心の平和が乱れたりします。
怒りのせいで体調が悪くなって、病気のもとにもなります。
ある本では、長いこと溜まる怒りは身体を侵食して、本当にがんになってしまうと読んだことがあります。
病は気からというくらいですから、納得もいくというもの。
でも、怒りの感情がすべて悪かというと、一蹴にはできないところもあります。
怒るという感情が存在しているのですから、無駄なものではなくて、これも何か私たちにとってメリットがあるはずです。
感情は、エネルギーを発します。
また不思議なことに、怒りの感情は、ひとつの大きなエネルギーを発します。
確かに、ネガティブなエネルギーを発するのですがこれが使い方によっては、結果としてプラスのエネルギー源効果を呼んでくれます。
何かの原動力になるというか、怒ったことでもういやだ!
これは変えたい!と強く思ったり、怒りのおかげでいつもは出ない力が出たり、なんてこと、けっこうあるものですよね。
歴史上の発明とか成功などを振り返っても、背後にあるのはそうした感情がきっかけだったりするかもしれません。
あなたにも、怒って悲しかったり後悔したりがあっても、そのことで結果的に何かプラスになった経験はないでしょうか。
怒りが結果的には、ポジティブな結果を招いてくれることもあるのです。
もしそうなら、意識的に怒りをポジティブパワーに変えることもできるはず。
あなたも、怒りがこみ上げてきたときは、それに流されるだけではなくて、思い出してみてください。
怒りをどう発散したら、自分も傷つかず、周りも傷つかず、怒っていること自体は周りに伝えられ、そしてそれを最終的にポジティブな結果を引き寄せるための手段に変えられるか。
ちゃんと意識して考えれば、必ず方法はあるはずです。
怒りをポジティブパワーに変えて、何か良いことに使ってください。