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マイナス気分にも役割を
人間には感情があって、うれしいとき、ハッピーなときももちろんあるけれど、そういうときばかりでもありませんよね。
悲しかったり、悔しかったり、怒ったり、むかついたり嫉妬したり、ねたんだり・・・・・・いろいろ考えると一見これはマイナス、と思う感情もたくさん。
今あなたが陥っていると思うマイナス気分はどんなものでしょう?
マイナス気分になっていると、その気分そのものがまた落ち込みの原因になったりするので、ネガティブスパイラル状態になることもありますね。
存在している以上、こうした感情がまったくの悪者かというか、そうでもないはず。
起きているもの、存在している物事にはすべて何かしらの理由や、そして何か私たちにとってプラスになるような役割があるはずと、私はいつも感じます。
でも、何かあると思って見てみないことには理由も役割も見えてきません。
どんな感情も、最終的に自分のためになるようなプラスの役割を持たせるために、ちょっとした一ひねり、一工夫をしてみたいですね。
たとえば、悔しいという感情なら、その感情を上手に使えば次へのバネにすることもできます。
バネにするには多少のエネルギーもいるので落ち込んだままだと、エネルギーは出てきません。
悔しくて落ち込んだときは、その自分を認めるのもひとつの手です。
悔しいと思う自分がそこにいる、と気づいて次に悔しい思いをしなくてもいいようにするには自分に何が必要か、どんなアクションや考え方をしていけばいいのか、考えてみるチャンス。
羨ましいとか妬ましい、という感情も人間にはもちろんあって、これは裏返してみれば羨ましい・妬ましいという対象に、自分もそうなりたい、または自分も手に入れたい、という気持ちがあるからですよね。
じゃあ、羨ましがったりねたんだりしている間にできることや、やれることもたくさんありそうです。
ねたんでいる自分は、決して気持ちのいいものではないので、意識して自分のできること、私は私でやれること、に気持ちを向けましょう。
自分が足りない、十分でない、できない、と劣等感を感じるなら、それはこれから何をするのがいいのかヒントが隠れているかも。
同時に劣等感はもしかしたら自分でそう思っているだけで、本当はそう感じる必要はまったくないことも多々あります。
なので、とくに人と比べて劣等感に襲われてどうにもならないときは、とにかく「私は私でいいんだ、比べて劣等感を感じて落ち込んでも、自分が疲れるだけだから」と思い込んでください。
あなたはあなたでいいんだよ、と言ってくれる人は必ずいます。(まずは自分自身にもそう言いたい!)そう思ってリラックスしましょう。
感情を持つのは良いことで、悪いことではありません。
おまけに感情を言葉にできるのは人間にしかできない特権。
人間なら誰だって、喜怒哀楽の感情を持ち、だからこそ人生だって面白いものになります。
だからネガティブになった自分を否定したり、ダメだとか決め付けないこと。
そのネガティブな場所にい続けないことが重要でネガティブになることそのものを悪いことにしなくても大丈夫。
もししばらくネガティブに浸かってしまっても、それはそれでそういう時間が必要なときもあるかも。
その理由もいずれ見えてきますから大丈夫。
どの感情を自分の中にどのくらいの間持ち続けるのか、そこに私たちの選択する余地があります。
そしてその選択が今後の自分の気分を決めますから感情を上手に自分のために使う練習をしてくださいね。