モモウメ談義:「任せる」と「手伝う」
【やっかいだ】上司が「任せる」と「手伝って」を一緒にしてしまう件<【SNSアニメ】モモウメOL編>
「1mmも、ももちゃんのこと信じてないもんw」って、ウメさん、それって、モラハラ?w
任せて任さず・・・・・・
とはいえ、任せるのは難しいのは事実ですね^^;
人に任せられるのも実力のうちなのでしょう、ねぇ。
仕事の質の高め方としては、「頼む」と「任せる」の違いを認識した上で、人に任せる > 自分がやるの関係性を、どう維持して行けるかがポイントだと考えています。
「働きざかりの心理学」(新潮文庫)河合隼雄(著)から引用
「仕事を他人にまかさず自分でやる人は、小さい苦労を引き受けることによって、大きい苦労を避けているとさえ言うことができる。小さい苦労を大きい苦労に、目に見える苦労を目に見えない苦労に変えてゆく努力を重ねることによって、人間のスケールも大きくなるのではなかろうか。」
「部下に任せてこそ一人前の上司!やることが多すぎて時間が足りないリーダーたちへ」から引用
「良い上司」になるための具体的な6つの行動
それでは、部下を成長させ、チームの成功に向けてマネジメントに注力できる「良い上司」になるためには、具体的に何をすればいいのでしょうか。
ここでは上司がすべき具体的な言動6つについてご紹介します。
1.上司である自分にしかできない仕事にフォーカスする
上司がしなければいけない仕事と部下の仕事は本来異なるものです。
上司は部下の仕事の進捗状況を把握し、見守り、トラブルが生じた時に責任を取るのが仕事です。
トラブルが発生したとき、真っ先に最前線に立って自らが謝罪し、今後同様のトラブルが生じないように原因を突き止め、対策を練るのが、上司が優先すべき仕事です。
2.自分がしたくない仕事ではなく、大切にしている仕事を部下に任せる
部下自身の育成のためには、仕事を任せていくことが重要です。
部下に任せる内容は、自分がしたくない面倒なことではなく、大切にしている仕事を任せるようにしましょう。
自分が積み上げてきた経験を伝え、そのまま模倣させるのではなく、部下自身が考えて取り組めるようにすることが大事。
そして空いた時間は、上司である自分にしかできない仕事に注力しましょう。
3.部下の特性に合わせて、つぶれることのないよう小さな成功体験を積み上げさせる
部下に仕事を任せること=押し付けることではありません。
新人には細かく仕事のやり方を伝えたり先輩とペアで取り組んだりする環境を整え、中堅社員には自分で考えさせるようにし、部下の現状や特性をよく見極めましょう。
そして仕事を任せる際には「できそうかな?」と部下自身の意思を確認することが大切。
小さな成功体験を積み上げることで、部下は達成感を得られ、より成長しようとする意欲へとつながります。
4.仕事を任せながらも、最悪の事態が起こらないよう状況を観察する
上司は部下の成長のために仕事を任せていくべきですが、それは放任とは異なります。
常に部下の状況を観察し、最悪の自体が起こらないように気を配る必要があり、トラブルになりそうな一歩手前でのアドバイスが必須。
必要に応じて軌道修正しましょう。
5.時間をかけなくても品質が保てるような確認をする
部下に仕事を任せている時には、トラブルにならないように状況を把握する必要があります。
しかし、常に部下の状況を監視するのでは、仕事を任せていることになりません。
部下の意欲も削がれ、上司に報告するための資料作りに時間がかかってしまっていては本末転倒。
時間をかけなくてもきちんと確認できるような流れを確立しましょう。
6.積極的に仕事を任せ、上司に頼り過ぎない自律的な組織をつくる
最終的に望ましい組織は、上司である自分がいなくても回る組織です。
上司の仕事はトラブル対応とチーム全体の進捗状況の把握という状況になれば、何かあった時にすぐ上司はサポートすることができます。
そのためにも、部下に仕事を任せて成長してもらう必要があるのです。
【参考サイト】
【参考図書】
「できるリーダーは、「これ」しかやらない―メンバーが自ら動き出す「任せ方」のコツ」伊庭正康(著)
「管理しない校長が、すごい学校組織をつくる!「任せる」マネジメント」住田昌治(著)
「部下を持ったら必ず読む「任せ方」の教科書―「プレーイング・マネージャー」になってはいけない」出口治明(著)
「図解 部下を持ったら必ず読む「任せ方」の教科書」出口治明(著)
「部下に9割任せる!」吉田幸弘(著)