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練習日記 Vol.121

起きた時点では爽やかに晴れていたが、コーヒーを飲んだ後くらいから、薄曇りになってきた。

エリック・ホッファーの「波止場日記」の続きを読む。
日記は6月1日から始まっていて、現在8月17日まで読み終えたところだが、ここまでの間にも響く文章がいくつかあり、ノートに書き留めた。
近年文字を手書きすることが極端に少なくなり、すっかり下手になった自分の文字にイライラしながら。

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白人社会に住んでいるニグロは、自分の黒い肌を嫌悪し、おそらく、彼らに対する偏見を もっともだと考えている。しかし、著しい例外もある。労働者としても、また人間としても比類ないニグロがいく人か波止場にいるのを知っている。この人たちは柔和で、誠実で、非常に有能である。彼らのこれまでの人生―――どうして彼らが堕落することも、傷つくこともなく人生送ってこれたのか―――を知るためなら、相当の代償を払っても良い。
エリック・ホッファー「波止場日記」7月22日
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偏見に苦しむアフリカ系アメリカ人とは比べ物にならないとはいえ、自分も決して呑気でいられるような環境にはない。
自分はどれだけ誠実でいられるだろうか。

午後からは、歩いて1時間程のところにある、近所のドムドムバーガーへ。
美術館に寄って帰宅。
良い一日だった。

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