記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

アイドルマスターシャイニーカラーズ2nd season 第3章 #シャニアニ2ndネタバレ感想

お疲れ様です。
バウアーです。

まさかこんな早くに2nd seasonを見られるとは。
1stの先行上映を見て、
まさかストレイライトにノクチルの面々が
出た時はかなり驚きました。

第1章ではストレイライト中心。
第2章ではノクチルと他ユニットの
各メンバーの内面を掘り下げたエピソード。
そして第3章は和泉愛依、園田智代子の
内面に迫ったエピソードが見られるではと
期待していました。

昨年の1st seasonを心から楽しみ、
今年の2nd seasonも楽しみましたが、
第3章を持って終了となります。
2年をかけて楽しませてくれたシャニアニ、
その2nd seasonの感想をここに書き綴ります。

①第9話

和泉愛依はストレイライトとしてデビューし、
クールビューティの仮面を被りながらも、
充実した日々を過ごしていた。
そして生まれた、
いつか仮面を脱いだ姿での活躍のビジョン。
クールビューティの愛衣、
普段の愛衣、
それぞれのパーソナリティで悩むストーリー。

ストレイライトというと、
どうしてもパフォーマーのあさひや
参謀役の冬優子に目が行く方が多いと思います。
「コヒーレントライト」では冬優子が中心ですし、
それ自体は仕方がない部分があります。

ですが人物を描くうえで重要な内面の複雑さを、
愛衣も負けないレベルで持ってます。
確かに外見はギャルで派手さが目立ちますが、
内面で言えばいい子です。
それもとびっきりに。

だからこそ演じているクールビューティの愛衣との
ギャップに悩む。
自分自身で勝負できていないのではと悩むのが、
このエピソードの肝と言えます。

普段の愛衣は明るさが目立ち、
クールビューティの姿とは真逆のパーソナリティ。
それを知るのはストレイライトのメンバー、
プロデューサー、
事務所の面々のみ。
秘密にしてきたが故に、
このまま秘密にし続けるのか、
或いはどこかのタイミングでバラすのか。
それは愛衣に委ねられていました。

それがまさかの駅でたまたまぶつかった男性に
スマホ撮影で記録され、
削除申請したものの素がバレてしまった。
そこからの彼女の内面との向き合い方は
実にスピーディで、
かつ仲間の支えがあった。
この流れが好きでした。

②第10話

放課後クライマックスガールズは全国ツアー前の
仕事が進んで忙しい日々を過ごしていた。
そんな中で園田智代子は友人と会話しながら、
なりたいアイドルの姿について今一度正面から向き合い、
その中で悩みながら胸中をメンバーに明かします。

園田智代子はチョコアイドルとして売っているため、
スイーツアイドルとしての面が目立ちがちです。
しかし彼女がアイドルを志すきっかけとなったのは、
友人の夢を託されたところからが
厳密なスタートになります。

特段アイドルを目指したいとは思わず、
寧ろ目指していた友人を支える立場だった智代子が、
結果的にアイドルになっているのは皮肉と言えるでしょう。
しかし智代子の友人からしてみたら、
恐怖に屈してできなかった夢を智代子に託し、
代理で夢をかなえているという構図になります。
これはスポーツでしばしば見られる、
ファンと選手の関係性に似ていると思いました。

しかしながら智代子は特段強い思いがあっての
アイドルを志していたわけではなく、
自分自身でどうありたいかを向き合う機会が無かった。
それがこのエピソードで向き合うこととなり、
内省が行われたのが中心と言えます。
先の愛衣が2つの自分と向かきあったのなら、
智代子は夢を託されたアイドルとしての立場と
向き合いました。

先の愛衣は後半で畳みかけるように向き合いましたが、
このエピソードではじっくりと向き合いました。
車に乗りながら外を眺めていたり、
アンケートに対して中々筆が進まないシーンがあったりと、
進むようで進まない描き方が、
智代子にとって大事な課題との向き合い方だと感じました。

③第11話

世の中、
何がきっかけでバズるか分からない。
浅倉透はたまたま映り込んだSNSの投稿一つで
一気に仕事が舞い込んできた。
透のスタイルを貫きながらも、
忙殺の言葉そのままにどこか心が弱りつつあった。
一方で真乃はイルミネとしての方向性を
決めつつあるものの、
まだ探り探りの部分があり、
決めきれないところがあった。
そんな二人がまた屋上で語り合い、
先々を考えるのだった。

ある意味世の中を表していると感じました。
きっかけ一つで美人さんが注目され、
一気に仕事量が増える。
美人ってホントに有利に事が働くなぁと。
それも浅倉透なら当然のことと言えるでしょう。

仕事量が増えてアイドルとしてのキャリアが
上がりつつあるが、
いっぽうでどこか満たされない感じのある透。
世の中の注目を集めても、
心が満たされない。
それを黒の画像と心臓の音で表現していました。

そんな透は真乃と再び出会い、
過去のエピソードで触れた時の続きを
語りだします。
真乃なりの言葉で表現しようとするものの、
彼女から滲み出る雰囲気を感じ取って
透の心は生き返ります。
それは太陽の光を浴びて、
花開く花のように。

④第12話

ついに来ました283プロの全国ツアー。
各ユニットが一堂に会して、
豪勢なツアーを始めるライブ。
会場の盛り上がりが高まる一方で、
Pはこれまでの振り返りをユニットを通じながら述懐し、
ライブとしての輝きと羽ばたきを感じています。

先の11話からの続きの面もあるこの12話。
各ユニットがこれまでの歩みの中で得た経験を、
この舞台に各々の形でぶつけようとする姿。
集大成の様相がありました。

一方でノクチルは第2章の口パクエピソードで
大きくやらかした時のことを小糸が引きずっていたりして、
単純には終わらない様子がありました。
そこは透なりのやり方で、
メンバーを包み込もうと動いたのは、
何だかんだでこのユニットの柱であることを
再確認しました。

このエピソードでしっかりとノクチルの代表曲である
「いつだって僕らは」がしっかりと披露されたのは
嬉しかった。
やっぱりこの曲はノクチルとは何かを
紹介する名刺代わりの一曲として、
何度でも聞きたくなる楽曲です。

11話、12話と透と真乃の関係性が
クローズアップされたエピソードではありましたが、
自分はこれに対しては不満はありません。
真乃はやっぱりイルミネとの絡み合いがメインですが、
他のメンバーとの絡み合いは未知の部分があります。
シャニでは透と真乃組み合わせは
割と認知度がある方だとは思っていましたが、
このアニメでそれを思い切って入れてきたのは
挑戦的ではと思うのです。

おわりに

この作品にはまだ続きがあります。
特典映像とはいえ、
シーズが見られます。
その中でどんなドラマが見られるのは
見てのお楽しみですが、
まだまだこのアニメは楽しませてくれそうだなと
思いました。
勿論来年の3Dモデルのイベントも含めて。

自分はいっそのこと3rdもやればいいのにと
思っているほどにこの作品にハマりましたが、
そこはさすがに行き過ぎなのかもしれません。
だからこその3Dライブでシーズとコメティックの
合同ライブなのでしょうが。

シャイニーカラーズならではよさを、
原作要素強めでアニメに落としこんだ本作。
楽しめた人とそうでない人の差が
思い切り分かれた作品ではありましたが、
自分は楽しめた側のPとして
楽しい時間を過ごせたことへの感謝の気持ちを
持っています。
見てみたかったシャニアニのアニメを、
原作要素強めで見られたというのは、
自分にとっての需要を
完全に満たしてくれるものでした。

このアニメ作品が先にどんな展開を見せるのかは、
それは追々の話にしておきましょう。
今はこの作品の良さを噛みしめながら、
シャイニーカラーズの輝かしい未来を祈りながら、
今日もこの作品に触れていきたいと思うのです。

この記事ではここで筆を置きます。
それでは、
失礼します!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?