[Vamos HONDA]について
約50年前の1970年にデビューした、完全フルオープンの軽トラック。
[TN360]軽トラックをベースとし、空冷2気筒SOHCの30psエンジンをミドに配置したMR。トランスミッションは4速MT。特徴的なタイヤまわりは、ドラム式ブレーキと合わせホイールの組み合わせ。中心の黒い部分はブレーキそのもの。
オープンらしく、ベンチシートとインパネ廻りには防水加工が施されているが幌はトップとバックのみでサイドはオプションであった。
前席ベンチの2人乗り、後席にベンチを追加した4人乗り、4人乗りに荷台までの幌を被せたフル幌の3バリエーションがあったが、販売のほとんどがフル幌である。
ドアはなく、跳ね上げ式のサイドバーが防止としてついているのみで、当時の運輸省がドアを取り付けるように要請したことに対する、ホンダらしい回答であった・・・・らしい。
フロント部のセンターにはスペアタイヤが取り付けられているが、これは衝突安全性を考慮したものといわれている・・・・ホンダの安全性はどうなっているのか。
オフローダで可愛い見た目であるが、2駆であり、車重は軽くはないのにローギアであったため最高速度はカタログで90km/hであった。見た目よりは最高速はでてないが、ドアがない解放感は現代にはない魅力である。
オフロードも得意ではなく、最高速が速いわけでもなく、当時としても珍しいデザインであった為か、3年の販売期間で売れた台数は約2000台であった。
売れたかどうかは別として、[T360]が搭載した4気筒DOHCエンジン版があれば嬉しかった。販売台数が少なく、カワ(・∀・)イイ!!見た目と現在では考えられない安全基準が相まって、唯一無二の存在といえよう。
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