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[Victor] HA-MX100V
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JVCケンウッドより展開されている、密閉型スタジオモニターヘッドフォン。2016年に録音スタジオ「ビクタースタジオ」とJVCケンウッドにより開発されたプロ用モニターヘッドフォン「HA-MX100-Z」(2016-)を、Victorブランドの製品として一般流通、展開させた製品となっている。
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■仕様
構造:ダイナミック型(密閉型)
再生周波数帯域:10Hz ~ 40kHz
感度(1kHz): 107dB/1mW
最大許容入力:1,500mW
接続方式:有線
ヘッドホン自体の重さ:265g
内部インピーダンス:56Ω
ケーブル長:2.5m
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外観はスタジオモニターらしく簡素で機能的に纏められており、「HA-MX100-Z」との違いは、ビクターブランドのロゴである「ニッパー」が刻印されていることぐらいとなっている。全体的に高価な素材は用られていないが創りはシッカリ(変に負荷がかかりそうな細い部分はなく)しており、プロ用らしくハードユースにも耐えられるように作られているのが伺える。
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バント部は柔らかめの材質が用いられており、長時間の装着でも負担が少ないようにと考えられている。側圧も小さめとなっており広がる範囲も結構あるので、締め付けが強いとはあまり感じられなく人を選ばす装着することが可能ではないかと思われる。
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イヤーパッド部は柔らかめで、スタジオモニターらしく薄めとなっている。しかし、他のモニター系と比較すると少し厚みを持たせてあり、長時間の装着でも負担が少ないようにとなっている。
全体的な造りとして、締め付けが強くなく長時間の装着の際に負担が少ないようにと考えられている。
音質はスタジオモニターらしく、全域に渡りフラットで中音域よりな特性となっている。低音・高音ともに十分出ているが、モニター系にありがちな高音部の鋭さなどは抑えられており、聴き疲れは少ない。
密閉型らしく音場は狭くはないといった程度ではあるが、音像が明瞭であるので立体感・奥行が感じられる聴き心地となっている。
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解像度は高くハイレゾにも対応しており、各音をハッキリと聴き分けることができるのでキレがいい。全体的に尖った音ではないので、長時間の視聴でも疲れることがない。
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「ビクタースタジオ監修」を全面に押し出しているこの機種は、モニターヘッドフォンとしての機能を十二分に備えている。周波数帯域が広く、全レンジで音の再現性が高い。音場は広くはないが、定位は分かりやすいので、どの楽器がどのように鳴っているかの判別がしやすい。ボリュームに拘わらずどの音量でも、モニターヘッドフォンとしての特性を感じることができ、さらにヴォーカルを中心とした中音域に艶があって立体感があるので、オーディオ的に聴いても満足できる。
他の代表的なモニターヘッドフォンと比較した場合、高音が鋭くなく全体的にまろやかであり、個体の構造などと合わせて、長時間の視聴を考慮した構成となっている。
スタジオモニターとしての解像度以上に、長く聴き続けることを考えられているヘッドフォンとなっています。
フラットな音でヴォーカルを中心に、それぞれの音の存在を聴きたいときにおススメできる1本となっています。
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