美意識を鍛える
最近、読んだ本。
「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」」
山口周 著
大雑把だが、アート=感性、サイエンス=科学と捉えた時、サイエンスにより最適解を求める手法が主流とされてきたが、その手法自体がだんだんコモディティ化し、同質化を招いている。
また、今日は、法律や規制の整備も追いつかないほど変化のスピードが早い不確実な時代(VUCA)である。今日の正解が、明日の不正解なんてこともあり得る。
そのような状況における経営の判断基準は、自ら(会社なら自社)の美意識、つまり、直感的な真・善・美という要素が求められるというのは、納得性が高い内容だと感じた。もちろん、一定のサイエンスは前提としているので、サイエンスとアートのバランスが重要なんでしょうけど。
あまり書き過ぎるとネタバレになってしまうので、やめておきますが、マツダや千利休の話、恥の文化と罪の文化の話などは非常に興味深かった。
常識を疑うこと、真面目以上のものをどう生み出すか、、、
個人的には、私も含めた日本人が比較的苦手とする分野だなぁと思う。
決して、エリートに限らず、私も美意識を鍛えないと!
以上、今日のアウトプット。
※あくまで個人の感想文ですので、乱筆乱文ご容赦下さい。