「創業してから毎日がターニングポイント」~代表取締役 川人寛徳~
本日からbattonメンバーインタビューを公開していきます。
第一回は株式会社batton代表取締役の川人 寛徳にインタビューをしたのでその内容を掲載します。
本インタビューではbattonのミッションに込めた思いや今後の事業展望について伺いました。
株式会社battonのミッションについて
ーー『誰もが、仕事を遊べる時代へ』このbattonのミッションに込められた想いを教えてください。
川人:このミッションにした理由は、「楽しい!」や「面白い!」というような快不快の"快"の要素を入れたかったからです。
前職の時に年間約3000名の経営者にビジネスモデル構築と脳科学を教えていた中で、企業の中でも快不快の"快"が条件付けされている企業のほうがいろいろなアクションが前に進むという経験がありました。
その経験から、「楽しい」や「面白い」という要素を入れたミッションにしています。
ーーなるほど。「楽しい」や「面白い」が重要なのはわかるんですがなぜミッションに入れるほど重要なんですか?
川人:それを説明するのに最適な例が、「トムソーヤの冒険のペンキ塗りの話」なんです。
ーー「トムソーヤの冒険のペンキ塗りの話」ですか。どのような話なのでしょうか?
川人:簡単に説明しましょう!
トム・ソーヤが伯母から罰としてペンキ塗りを命じられるんです。最初はつまらない仕事だと思っていたトムが、逆にそれを特別な楽しい活動のように振る舞ったんです。すると、友達がペンキ塗りをさせてほしいと頼み始め、最終的にトムは何もせずに済んだんです。
この話から学べるのは、人は「楽しそう!」「面白そう!」と感じると、自ら進んでその活動に参加したくなるということです。これは働き方改革にも通じる重要な概念だと考えています。
強制ではなく、みんなが面白い、楽しいと思えるような環境を作ることが、最も効果的な働き方改革になるのです。そのため、battonのミッションにも「楽しい」や「面白い」という要素を取り入れているんです。
ーー川人さんが一番仕事を楽しんでいる印象を受けるが、日々どういう考えで働いてますか?
川人:ズバリ大事なのは逆の視点から考えることです!
もし仕事が楽しくなく、つまらないと感じたら、良い成果を出すのが難しくなります。例えば、スマートフォンのアプリやウェブサイトが複雑でごちゃごちゃしてて、使う人が「面白くない」や「使いにくい」と感じたら、そのアプリやサイトを使わなくなってしまいますよね?
だから何をするにも「つまらなくないかな?」、「これで楽しめるかな?」と考えることが大切です。この考えはプロダクトだけでなく、採用や社内の働き方でも同じです。人間は楽しさや快適さを感じると行動に移しやすいので、それが全方向で通じる共通のポイントなんです!
ーーこのミッションを実現するために、今後やりたい事業は?
川人:カレー屋をつくりたいですね!
ーーか、カレー屋ですか!?
川人:カレー屋もそうですが、ゲーム事業も行いたいですね。
ただし、「ゲーム」というのは、みんなが考えるプレステやSwitchとはちょっと違っていて、「ゲーミフィケーション」の意味です。
例えば単純な鬼ごっこにも「タッチされたら凍って動けなくなる」や「泥棒と警察にわかれて捕まったら牢屋につかまる」みたいな要素を加えることでどんどん楽しくなっていきます。
ゲームはなにかを学ぶための最適な手段だと思うので、「投資」や「お金」というテーマをゲーム化することで、楽しみながら学べるような事業を創っていくのが目標です。
battonのターニングポイントとは
ーー2019年に創業して今年で6期目ですが、ターニングポイントはありましたか?
川人:そんなの決まっていますよ。 創業してから毎日がターニングポイントです。スタートアップなので安定していないことがずっと安定しているんです!
ーーなるほど。そのなかでも特に大きいターニングポイントはありましたか?
川人:強いて言うなら、一般的な企業の考えからスタートアップの考え方に切り替えた時でしょうか。
「起業の科学」の著者である田所さんのプログラムに参加した時、それまでなかった「スタートアップ」の考え方をインストールしてもらい、それが大きな変化となりました。
スタートアップとは、急成長を目指す新しいビジネスのことで、革新的なアイデアや技術を使って、大きな市場でインパクトを与えることを目指します。
スタートアップで大成功した企業でいうと、「メルカリ」や「Timee」というような企業があります。
我々もスタートアップの考え方をインストールしてから事業の方向性を大きく変えました。それまでは商品を一度売って終わりというやり方でしたが、お客様に定期的にサービスを利用してもらう方式に変更しました。
そして、お客様の成功をサポートすることを重視したサービスの形を作り上げることができました。
この変化により、単なる製品販売から、お客様と長期的な関係を築き、その成長を支援するビジネスモデルへと進化しました。
お客様と長期的な関係を築くために、「お客様が喜ぶためにはどんなサポートが必要か?」、「お客様が続けてくれるためにはどんな機能や新しいサービスが必要か?」を常に考え、改善を行い続けています。
これこそがbattonの真の強みとなり、成長につながっているので、大きなターニングポイントになりました。
これからの展望
ーーbattonの今後の展望はありますか??
川人:まずは上場を目指しています。
※上場とは、企業が証券取引所に株式を公開し、一般投資家も株式を購入できるようになることです。企業にとっては大規模な資金調達の機会となり、社会的信用も向上します。
上場を目指す目的は主に2つあります。
①市場から資金調達をするため
上場はあくまで通過点に過ぎません。その先にあるゲーム事業や投資など、さらなる事業展開を実現していく予定です。こうした大きな構想を実現するには相応の資金が必要となります。そのため、上場によって市場から資金を調達し、事業拡大の基盤を築きたいと考えています。
②次のマフィアを創るため
battonのビジョンに**「次のマフィアを創る。」**というものがあります。これは、battonで働いた人材が将来的に新たなスタートアップを立ち上げ、成功を収めていくことを指します。こうして日本全体にスタートアップが増えていけば、経済の活性化や働き方の革新にもつながるでしょう。このように、日本のスタートアップエコシステムを加速させていくことを目指しています。
ーーbattonが上場するためには何が必要だと思いますか??
川人:一番大事なのは「メンタルヴィゴラス状態」を維持することです。 もちろん市場に選ばれるプロダクトを創ることも重要ですが、それ以上にこの「メンタルヴィゴラス状態」でいることが極めて重要だと考えています。
ーー「メンタルヴィゴラス状態」とはどういう状態なのでしょうか?
川人:「メンタルヴィゴラス状態」とは、脳全体がポジティブになっている状態のことを指します。 イメージも感情も思考も全てプラスに働く状態です。
例えば、学生でこの状態を作り上げられる人は、非常に良い結果を出しやすいものです。自分に自信があり、「できる」と思っているので、失敗の可能性を考えることはありません。
「メンタルヴィゴラス状態」の例でいうと、北京五輪で優勝した女子ソフトボールがとてもわかりやすいです。
選手たちは、優勝してマウンドで抱き合っているシーンや成功したイメージを具体的にして、日ごろの練習から口に出したり動きで表現したりしていました。
こうすることで、、脳全体がポジティブの状態になり人の能力は100%どころか120%でも発揮できるようになります。
僕自身、日々「メンタルヴィゴラス状態」を体現しています。
上場という大きな目標はもちろんのこと、クライアントへの提案や投資家との対話においても、この状態にあることで結果が明らかに違ってくるんです。
クライアントに選ばれる機会が増えたのも、自分が「受発注バスターズは企業の課題を解決することができる!」という強いイメージを持っているからこそだと感じています。
ーー具体的に「メンタルヴィゴラス状態」を作るために、どのようなことを心がけていますか?
実際に声に出し、行動に移すことが大切ですが、それ以上に、自信がつくほど練習し、誰よりも準備しておくことが重要です。
よく「練習したけど不安だ」という声を聞きますが、それは単に練習が足りていないだけ。十分に練習すれば、不安は自然に消えていきます。
学生に向けて
ーーーありがとうございます!!最後にこれから就活を行う学生向けにアドバイスを教えてください。
もし僕が今、就活生だったら、他の学生がやっていない経験を積むことを優先しますね。学生たちはよく面接対策やSPIの対策に力を入れますが、正直それは表面的なことに過ぎません。
面接官はプロなので、すぐに見抜かれます。
企業が本当に見ているのは、その人の「資質」です。
就活では表面的な対策に頼るのではなく、深い経験を積み、それによって得られた自分の資質をアピールできる人こそ、就職後に活躍できると思います。
いかがでしたでしょうか?
次回はCTO秋山のインタビューを公開します!
「株式会社battonってどんな企業なんだろ?」
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