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2024年に読んで良かった本『ランディングページ制作入門講座』
仕事関連の書籍は年に数冊読む程度ですが、2024年に読んだ中でもっと良かった本を紹介します。この本は他の人におすすめできるなと思ったので。
LP制作の「勘と経験」を言語化するのは難しい
年が明ければ2025年、webディレクターとして25年目に突入します。さまざまな案件に関わってきましたが、なにせ変化の激しい世界、いまでも稼働しているサイトはほとんどなく、ポートフォリオに画面キャプチャがわずかに残っているだけ…少々さみしい気もします…。
大卒の頃はインターネットすらなかった時代。web関連で25年目となるベテランの域になるのでしょうか?長年やっていると「ここはこうしておけば良い」という「勘と経験」で仕事をしているので、言語化するのが難しかったりします。「なぜボタンをここに置いた方が良いのか」「この訴求軸で押してもその層には刺さらない」とかは…理屈ではなく「勘と経験」に基づいて手を動かしているのだ。
制作側がベテランぞろいなら問題ないし、現場監督のディレクターがベテランなら「勘と経験」でOKだが、発注側も「勘と経験」が豊富とは限らない。初めてLPを作るというケースもあるわけで。「ランディングページとは」から説明する必要もあるかもしれない。明らかに成果の出ない発注側の要求を回避するために「なぜこうした方が良いのか」をきちんと説明しなければならいこともある。
説明が必要になると、これまで頭と身体で覚えてきたこと、経験から得てきたことが言語化できていないことに気づく。自分の中で言語化されていないものを他者に説明するのは難しいのだ。
LP制作が言語化された書籍「ランディングページ制作入門講座」
この本はLP制作に関することが明確に言語化されている。正直、25年目のwebディレクターが読んで「これは知らなかったなぁ」という内容はほあまりなかったが、「そうそう、こういうこと、こういうこと」という感じで「勘と経験」を言語化されたものとして再確認することができる。
もちろん、LP制作初心者の方やLPを発注する側の方にも価値のある本です。
最後に、目次を紹介しておきます。
第1章 ランディングページとは何か?
第2章 絶対に知っておきたいランディングページの重要概念
第3章 売れる仕組みをつくるLPマーケティング
第4章 商品の魅力を伝えるLPライティング
第5章 コンバージョンを増やすためのLPデザイン
第6章 効果を引き出すためのLP広告運用
第7章 改善にも使える! LP制作エリア別デザインテクニック
第8章 知っておいて損はないLP制作の周辺知識