ノートパソコンは相棒
最近、押入れを漁っていたら、遠い昔に戦力外通告をした相棒が眠っていたので、起こしてみたら、まだまだ元気そうだったのです。
私にとっての相棒というのは、ノートパソコンのことです。公私ともに常に一緒だったわけですから、相手は機械だけど愛着が湧いてしまいます。
公私ともに常に一緒
私はシステムエンジニアを生業としています。駆け出しの頃は、よくノートパソコンを持って、いろいろな会社へ訪問していました。
今はセキュリティの観点から、客先や社内に外部からパソコンを持ち込むことは原則NGとなっているところが多いと思います。
しかし、20年ぐらい前は普通に個人のノートパソコンを持ち込んで仕事していました。もちろん、会社から支給されてはいましたが、重量が3キロ以上もある分厚くて角張ったパソコンを持ち歩くのも苦痛で、社会人一年目の冬のボーナスで軽くて丈夫と評判だったLet's noteを購入して以来、常に行動をともにしてきました。
人身事故でいつもの満員電車が更に混んだ時などは、駅のロッカーに預けたりしましたが、その日の夜は心配でなかなか眠れなかったり・・・恋人か!?
商売道具
大工さんが大工道具を持ち歩いたり、料理人が自分の包丁を持ったりするような職人に憧れてました。ということは、システムエンジニアだから、自分のパソコンを持っているもんだ、という理屈で使う使わないは関係なく、パソコンを持ち歩くようにしていました。
私が入社当初、できる先輩も小型ノートを常に持ち歩いていましたので、その影響が強かったと思います。刷り込みってやつですかね。
商売道具というからには、もちろんノートパソコンにはゴリゴリにツール類を入れて、LANケーブルも常に鞄の中。どんな状況でもベストが尽くせるようにしてきました。だって私は職人だから。
それに、折りたたみ傘と同じで、たまたま持っていない時に限って、使うシーンに出くわすんですよね。
今考えるとありえない
客先では勝手にネットワークに接続して、客先のLAN内を勝手にスキャンしたり、自分のチームの島に独自ネットワークを構築してサーバを立てたり、無線LANのアクセスポイントを開設したり…、今考えるとありえないですね。無法者です。
しかし、当時はそれぐらいの方が重宝されたものです。最終的には客先のインフラ管理までやってましたから。今だとありえないことはまだまだたくさんありますが、本題から逸れてしまうのでこの辺にしておきます。
相棒を蘇らせる
何が言いたかったかと言うと、押入れで眠っているノートパソコンの一台一台がその時々の相棒であり、一緒に敵地に乗り込んだ戦友であります。思いれのあるパソコンは廃棄したこともないし、売ったこともありません。一線を退いた老兵でも、手放したくないというのが正直なところです。
そんなわけで、今回発掘したPanasonic Let's note R3を復活させてみることにしました。WindowsXPの機種なので当然サポート切れてます。本体は動きますが、そのままでは使わない方がよい状況です。
いろいろ考えた結果、軽量Linuxならこの古い機種でも動きそうということで、試してみました。結果は成功。何に使うか考え中。16年前のパソコンだから大したことはできなそうですけどね。
ただ、この機種は、重さが1kg無くて持ち運びが楽、それとレッツノートはバッテリーが長時間持つのが強み。超低電圧CPUも手伝って、16年経った今でもネットサーフィンぐらいなら1日はギリギリ持ちます。
なにかに使えないかなぁ・・・