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家族になるということ~センシュの家族を通じて考える~

「どんな苦労とも乗り越えていける。家族になろうよ~♪」

どうも、ノリオです。
今回のテーマも「家族」。

離婚や養育費、多額のローンといった現実に向き合いながらも、新しい人生を再構築している私たちバツイチ2人。
「家族」という存在について改めて考えます。

今日は、私ノリオの相方であるセンシュの家族の話。
「家族になる」ということの意味を深掘りします。

価値観が真逆の両親、それでも続いた“家族”


まずは、センシュの家族構成。
お父さん、お母さん、弟、そしてセンシュの4人家族でした。

「仲は良いほうだった」と語るセンシュ。
ですが「両親の価値観は真逆だった」と話します。

お父さんは、いわゆる「安定志向」。
必要以上に頑張ることを好まず、仕事に対しても効率重視で淡々とこなすタイプ。

新卒から定年まで同じアパレル会社で40年間貫きました。
残業もほとんどせず、家族との時間を大切にする一方で、「裕福な生活ではなかった」とセンシュは振り返ります。

一方、お母さんは「努力家」で「チャレンジ志向」。
専業主婦として家庭を守りながらも、子どもたちが大きくなると、子ども英会話教室を立ち上げました。

自分の挑戦を続けつつ、育児・家事を全力でこなしてきた姿は、センシュにとって「尊敬できる」存在だったそうです。

そんな両親ですが、夫婦としての価値観は噛み合わない部分が多かった。
少なくとも、2人で旅行や外出をするような仲睦まじい関係ではなかったといいます。

時には、離婚しても良いのでは?と感じたことも。

それでも「お互いの足りない部分を補い合う関係」として、家族を支えてきた2人。

価値観の違いを超えて続いたその姿からは、「違いを受け入れることの大切さ」を感じます。


お金を巡る家族の思い出と、葛藤


センシュの家庭には愛情があった一方で、お金には常に制約がありました。

少年野球で使うグローブやスパイクはすべて中古品。
新品を買ってもらった記憶はほとんどないと言います。

特に印象的なのが、中学受験のエピソード。
お母さんはセンシュの自頭を見込み、「公立ではもったいない」と私立中学を勧めます。

ただし条件がありました。

「偏差値を10下げて合格し、給付型の奨学金をもらえれば通わせる」

というものです。

ただセンシュはその条件をクリア。
6年間授業料免除で私立に通うことができました。

とはいえ、奨学金の更新は毎年行われ、成績を維持しなければ打ち切りになるというプレッシャーがつきまといました。

だから常に”良い子” でいる必要があった。
センシュは振り返ります。

この経験から、センシュはこう考えるようになりました。

「愛情があるのは本当にありがたかった。でも、お金があれば解決できることもあった。もっと自由に選択肢を持てたかもしれない。」

結婚生活と離婚、価値観の違いとの向き合い


このような環境で育ったセンシュは、「家族にお金で困らせたくない」という思いを胸に結婚。
しかし、その思いだけでは夫婦関係を築き上げるのは難しかった。

元妻は社長令嬢で、裕福な家庭の出身。
お金に困った経験がなく、金銭感覚の基準が大きく異なっていました。

自分では不自由させないつもりでも、元妻にとっては物足りないと感じてしまったのかもしれません。

結局、価値観の溝を埋めることができず、離婚という選択に至ります。
(それだけが理由ではなかったですが・・そのあたりは他の記事やPodcastで配信してますのでぜひ)

しかしセンシュは、過去の経験を踏まえて「直接育てることができなくても、せめてお金の面でサポートしたい」という信念は持ち続けています。

時間が“家族になる”力をくれる


センシュの家族の話に戻ります。

そんなセンシュのご両親に、最近驚くような変化がありました。
父と母が2人で旅行に行ったんです。めちゃくちゃ珍しいことで、本当にびっくりしたそう。

お父さんは年齢を重ねるにつれ丸くなり、価値観の幅が広がった。
一方、お母さんもお父さんの安定志向を受け入れられるようになったといいます。

おそらくこれが背景にある。

センシュの言葉を借りれば、お父さんは「守備力のプロフェッショナル」。

リスクを徹底的に避け、壊れたものを自分で直すなど、節約を極めた生活を送ってきました。

そんな姿勢があったからこそ、お母さんがチャレンジする余裕が生まれたのかもしれません。

価値観が違う2人も、長い時間をかけて家族としての絆を深めていった。

本当にすごいことだと思います。

最後に:「家族になる」とは


センシュの両親の話を聞いて、私は「家族」というのは、時間をかけて少しずつ築いていくものだと感じました。

夫婦であれ親子であれ、同じ家族の中にいても、考え方や価値観が違うことは珍しくありません。

むしろ、違いがあるからこそ、そこに学びがある。
補い合うことで強い関係性が生まれる。

センシュのお父さんとお母さんも、最初から価値観が完全に一致していたわけではありません。

それでも、長い年月を経て、お互いの強みを尊重し合い、弱みを支え合うことで“家族”としての形を築いてきました。

時には価値観の違いが大きく見えて、ぶつかり合うことや疲れてしまうこともあるでしょう。

でも、家族というのは、完成形を目指すものではなく、時間の中で少しずつ形を変えながら築いていくものだと思います。

一度崩れてしまったように見えても、そこから新たな関係性を作り直すことだってできるのです。

センシュのご両親が歳を重ねる中で関係性を深め、最近では二人で旅行に行くようになったというエピソードは、その証拠だと思います。

最初はすれ違っていた価値観も、時間を経てお互いを理解し、歩み寄ることで新しい家族の形が作られていく。

むしろ、違いを乗り越えながら成長していくその過程こそが、本当の家族になる道である。

もし今、夫婦や家族の関係に悩んでいる方がいれば、この話が少しでも参考になれば嬉しいです。

ということで、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次回もまたお楽しみに!
PodcastやYouTubeでも私たちのエピソードを配信していますので、ぜひチェックしてみてください。

それでは!じゃあねい!

★番組紹介★
【毎週木曜日20時配信中!】養育費の支払いや多額のローンを抱え、固定費が大幅にインフレしてしまった、バツイチアラサー中間管理職の2人(センシュ&ノリオ)が、新たなキャリアや出会いを紡いでいく中での学びや葛藤を楽しくシェアしていく番組です。今日もあらゆる出来事をポジティブ変換していきます。

地元&勤務先が同じ二人が、同時期にバツイチになりました。
・センシュ/バツイチ子持ち、経営企画職、収束思考
・ノリオ/バツイチ子なし、営業企画職、拡散思考

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