作家(志望)の時間管理術
こんにちは。ばっつもさっちもです。
さて、小説を書く人にとって悩みの種となるのが時間管理だと思います。一般企業の組織的な労働とは違い、孤独と向き合いながら書かないといけないので、時間管理は自分自身で行う必要があります。チャイムもないし、上司からの指示もない……。意外と自由って大変ですね……。
そこでこの記事では、私がやっている時間管理術をお伝えしたいなと思います。
記録しているもの(5つ)
この5つの要素を毎日記録しています。作家として重要なのは「読書」と「執筆」の時間です。そしてこれは固定化すべきものではなく、常に変動していいものです。つまり、一日に120分間の読書をしないといけないとか考えなくていいのです。
昨日は「読書60分/執筆120分」で、今日は「読書120分/執筆30分」となるかもしれませんが、それは全く問題ないと思っています。作品の進捗度合いでインプット(読書)すべきかアウトプット(執筆)かが変わってくると思うので、「今日は本を読むべき日!」や、「明日は推敲をする日」など、その日の目標次第で比重は変わります。
合計時間は大切ですね。量より質と言いますが、売れるまでは量でカバーしないといけません。できる限り書き続ける。これに限ります。
目指すべき時間
ただ、「一日どのくらい頑張ったら良いのだろう」という疑問も、作家を目指す人にとっては悩みの種なのではないかと思います。気分によって活動時間が変わってしまうと、孤独なことが多い作家たちの精神が不安定になりますし、自分の頑張りが可視化できないので、モティベーションが上がりません。
要するに、時間設定は安心材料になります。
そこで私は、ある基準を設けて取り組んでいます。それはサラリーマンの労働時間です。一般企業で働いたことがないのですが、基本的にサラリーマンは1日8時間労働です。
なので私も、1日8時間の作業ができるように心がけています。とは言いつつ、非常勤講師の仕事もしているので、その労働時間と合わせて8時間作業できるように心がけています。
ちなみに土日も8時間を目標にしています。基本的に休みはないです。まあ好きなことをしているので苦ではありません。苦の時もありますけれど、それは表面上です。
休むことの重要性
休みはありませんと書きましたが、実際、休むことは重要らしいです。よく聞くことだと思いますが、休養は心身のリフレッシュにつながります。
睡眠効果と同じで、脳にある情報がまとめられ、情報が整理されます。なので執筆にとっては期待大ですね。
ただ私は今年、休養日は特に設けませんでした。飲み会や友人とのバンド練が休養日であり、ウォーキングも心身リフレッシュの一つなので、いらないかなあという判断です。
でも旅行に行きました。長野に行って北アルプスを一望してきました。とても良かったです。
ただ休みと言っても、ダラダラすることはありませんでした。早寝早起きをして、気分転換がてら散歩に行ったり、ベースを弾いたり、韓国ドラマを観たり……。
活動内容は気にしない
活動時間は気にしていますが、活動内容は気にしていません。つまり8時間の作業をして3行の文章しか生まれなくても、気にしないようにしています。おそらく、ここは他の仕事とは全く異なる価値観でしょう。ほとんどのことは活度時間よりも成果が重宝されますから……。
芥川龍之介や夏目漱石、太宰治の文豪たちでさえ、全く筆が振るわなかった日が多々あったそうです。なので、そういう日はそういう日として諦めます。むしろ、書けなかった時間があったからこそ、素敵な文章が生まれることが絶対にあると思い込むことが大切です。
なので見るべきは時間のみ! それ以外は気にしていません。これがいいのか悪いのかはまだ分かりません。村上春樹は毎日朝4時に起き、原稿用紙10枚分(約4000文字)をしっかり書くと決めていたそうです。またそれ以上に書くことはしなかったそうです。最低限の執筆文字数を決めることも大切かもしれません。
ウォーキング
これは完全に私の独断ですが、運動と飲酒が可視化できるようにしています。運動については、最近は格安ジムなどの普及によって、健康のための運動が重視されていますよね。
私も格安ジムに通っている一人ですが、経験上、運動はすべきです。
まず、体が軽くなります。ジムに行っていなかった時と比べて、小さな動作へのハードルが下がった気がします。あとジムではフィットネスバイクがあるのですが、ペダルを漕ぎながら小説を読めるので本当に重宝しています。運動しながら読書できるって、めちゃくちゃ効率的ではありませんか? 作家としては効率性など気にしてはいけないような気がしますが……。
おすすめです。一応、ちょこザップの紹介コード載せておきますね。使っていただけてたらお互い安くなるので、嬉しいです。
アルコール
酒が好きなので、念のため飲酒の有無を記録しています。飲み過ぎると次の日の集中力やモティベーションに関わってくるので調整しないといけません……。
ビールや果実酒、カクテルは太るので、基本的にワインかウイスキーです。おすすめを載せておきます。
ぜひ飲んでみてください。
一番大切なこと
活動を記録する上で、最も大切なことは、適当さと頑張りすぎないことです!!
記録ごときに気持ちを左右されては本末転倒なので、ざっくりとした時間の記録でいいですし、頑張りすぎない。30分ぐらいはサバを読んで、楽しんで記録します。
なので時間を計測していませんし、本当にテキトーに記録しています。でも心は健康です!!!
どうやって記録しているか
では最後に、どうやって記録を取っているかについて紹介します。
それはエクセルのシートです。友人がシステムエンジニアなので「こういう記録がしたい」と相談してみたら、サクッと作ってくれました。凄まじい……。
自分の活動が可視化できるだけで、モティベーションがぐうんと上がります。特に1日8時間という基準を設けているので、それ以上の活動は力を抜いて取り組むことができます。つまり、気軽に本を読んだり、思いつくままに短文を綴ってみたり、素の自分で取り組むことができるのです。
この記事に友人のエクセルシートを紹介してみます。気になる方はぜひ読んでみてください。