#11 レバレッジのはなし
前回の記事の続きです。
↓前回の記事では、投資での上手な負け方の話で、
そのつづきの、レバレッジのお話です。
前回記事の最後部分を抜粋します↓
レバレッジを掛けたトレードとは、
資金が100万円しかないのに、その100万円を保証金として、
400万円を借りて、合計500万円で株を買う、というイメージです。
レバレッジ=てこの作用で、
小さな元手で大きな資金を運用することです。
要するに、借金して人のお金で投資できるのです。
さて、では一度、
A:100万円で株を買った場合
B:100万円しかないのに、400万円を借りて合計500万円で
株を買った場合
で想定してみましょう。
例えば10%値上がりすると
A:100万円→110万円
B:500万円→550万円、借金400万円を返しても残150万円
となり、100万円だけで運用した時より40万円も大きく儲けを出すことができます。
逆に負けた時にはどうなるでしょうか?
10%値下がりしたとしましょう。
A:100万円→90万円
B:500万円→450万円、借金400万円を返すと残50万円
となり、負ける金額が40万円大きくなってしまいます。
投資ではレバレッジを使うと、とにかく
勝つときも負けるときも、大きくなってしまいます。
逆にいえば、投資の世界では、
このレバレッジを活用することで
大きく効率的に利益を出すことができてしまいます。
もちろん、トレードの仕方や仕組みを活用して、
リスクを少なくすることもできますが、
そういうリスクに対応する術を持っていないと、
突発的な大暴落などに巻き込まれた時は
めっちゃくちゃ大きく負けてしまいます。
なので、投資をはじめて最初の頃は
無理にレバレッジをかけて投資しないことが重要だと思います。
とにかく大きく負けないこと、
手持ち資金以上の借金を抱えてしまうと、
投資の世界から一発退場してしまうので、
とにかく大きな負けを避けてほしいです。
小さな負けをたくさん重ねて、
投資やトレードへの理解が深まってから、
レバレッジの世界に踏み出してもまったく遅くはないと思います。
とにかく投資をスタートする時は、
どうすれば勝てるか?にばかり目がいきがちですが、
上手な負け方の範囲で負けることに意識を持つことが
結局長生きしながら上手になるコツだと思います。
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