#18 銀行への預金も投資 2/2

こんばんは。ばとーさんです。

さて、今日も銀行への預金も投資であるというお話です。あくまでも一般的な「貯金」の位置付けの銀行預金を想定しています。大きく2つの側面から、いわゆる「貯金」が投資であるか、というお話の、2つ目の理由です。

前編はこちらです↓


さて本題の、2つめの理由になります。

2.日本円の価値向上を期待する投資である

日本円の価値向上を期待する投資、言い換えると「日本円という通貨への投資」です。これまた分かりにくいかもしれません。

世界中には180種類程度の通貨があると言われています。数ある通貨の中から、日本で主に使われている「日本円」という通貨に対して、将来価値が上がることを期待し、投資をするということです。

投資を利益を期待して資産を投じることと定義すると、銀行の預金は「円」というものの価値が上がり、将来利益が出ることを期待して保有し続けることになります。

イメージしやすいように、ドルに投資すると考えてみましょう。ドルに投資するには、みんなが普段使っている日本円からドルに両替する必要がありますね。
1ドル=110円のレートの時に日本円10,000円をドルに替えると90.9ドルです。
しばらく経つと、1ドル=130円のレートになりました。この時に日本円に替えると、11,817円になります。1,817円利益が出ますね。

これは言い換えると、ドルの価値が上がることを期待して、日本円でドルを購入してしばらく保有して、最後売却して利益を獲得した、とも言えます。これがドルへの投資です。

つまり銀行預金は、日本円の価値が向上することを期待して、日本円をそのまま日本円として保有することですね。

話がイマイチぴんとこないというか、分かりにくいと思います。その理由としては、普段私たちは、「これは日本円にして◯◯円だな」と、日本円を基準にして多くの物事を考えているからだと思います。その基準となる日本円の価値は、比べる対象がないので、よく分からないのですね。

ただ、生活上で実感としてはあると思います。50年前は、30円あればジュースが買えました。今では同じジュースを買うために120円必要です。30円の価値が、4分の1に下がってしまったと言えますね。これは円とジュースの両替レートが変わってしまった、言い換えると物価が上がったのですが、円の価値が下がったとも言えますね。


さて2.のまとめですが、日本円の価値が向上することを期待して円を保有する投資というのは、生活に身近で分かりやすく言い換えると、
「今1,000万円あるが、◯年後には、この1,000万円で今よりもっと多くの物が買えるはずだ!と期待して、円を保有し続ける」ということです。

わたしは自分の資産を、「日本円」というものだけで保有するリスクは高いと思うので、株や不動産など、いくつかの形に変えて保有しておきたいなと思っています。


さて、ここまでお読みいただいたあなたは、このまま日本円を、日本円として持ち続けたくなったでしょうか?
今の10,000円よりも20年後の10,000円の方が価値が上がると思いますか?


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